全国の通信記事
2016年3月21日号
静岡東 慶音寺本堂落慶式
【静岡東】田方郡函南町慶音寺(須藤正裕住職)の本堂落慶式が3月21日に執り行われた。多くの僧侶80有余名・檀信徒91有余名が参席し、新本堂の完成を祝った。
旧本堂は100年以上も布教や先祖供養の道場として大切にされてきたが、老朽化が進む中、平成23年に発生した東日本大震災の影響によって一部が損壊し、建て替えについての必要性を検討するようになった。
先代住職の須藤静順師が行った庫裡の建て替えに続き、今回の本堂落慶で山内整備が一通り終えられたことになる。
法要中、奉告文等では感極まり、読み上げる須藤住職の声が震える場面もあった。
住職は檀信徒の協力に対し感謝を述べ、新本堂に於いてもより一層御題目を染み込ませ、心の道場として檀信徒と共にゆっくり育てて行きたいとの思いを語った。
2016年3月20日号
宮城 慈母観音菩薩像の鑿入れ式
【宮城】総本山身延山久遠寺(内野日総法主)から仙台市本山孝勝寺(谷川日清貫首)に贈られる慈母観音菩薩像の鑿入れ式が3月20日、孝勝寺で行われた彼岸会並東日本大震災慰霊法要のなかで行われ、僧侶檀信徒約300人が参加した。
法要後、鑿入れ式に先立ち挨拶に立った谷川貫首は、「東日本大震災の多くの犠牲者と、淋しくて、悲しくて、苦しくて、辛い避難生活を強いられている人に1日も早い心の安らぎを取り戻すという願いで、身延山大学の柳本伊左雄教授が中心になって像の製作がはじまった」と経緯を話し、「多くの人の鑿入れで、慈悲深い温かな光が出て、震災犠牲者の供養と参加者の先祖供養にもなる」と述べた。
真剣な面持ちで式に臨んだ参列者は、「鑿入れできて光栄です。このお守りを大事にします」と話し、慈母観音菩薩像の一部入れたお守り袋を大切に持ち帰った。
2016年3月16日号
尾張 日帰り団体参拝
【愛知尾張】3月16日 日蓮宗尾張青年会(吉田友謙会長)主催の日帰り団体参拝が行われ、僧侶 檀信徒 総勢120名が参加した。
初めに 南禅寺門前にて昼食の後 境内散策。その後、本能寺へ参拝した。
本能寺では、読経の後に法話を拝聴。
過去の争乱や戦乱の中で幾度となく焼け落ちながらも、僧侶と檀信徒によって再建、復興されてきた歴史を聞き、信仰の尊さ、力強さを実感した。
その後、買い物を挟み 宇治 平等院へ参拝した。
1日をかけた大行程だったが、参加者には若いお坊さんとの交流を楽しむ姿も見られた。
尾張日蓮宗青年会は、檀信徒の信心増進を図る為、毎年日帰り団体参拝を企画している。