全国の通信記事
2015年2月27日号
初行・山川海修師の帰山式
【愛知尾張】春日井市善正寺(山川海園住職)で二月二十四日、初行山川海修師の帰山奉告式が営まれ多くの檀信徒が参列した。
法要に先立ち、海修師と出仕の荒行僧が水行で身を清めた。奉告式では、無事初行を成満し帰山できたことへの謝意と精進の誓いを御宝前に奉告。服部智謙宗務所長と中山海解修法師会長代理から今後の活躍を期待した祝辞が送られた。
海修師は、「辛く厳しい百日間でありましたが、師匠、檀信徒の皆様のご支援や、先輩僧、同行僧の助けもあり無事、成満する事ができました。」と声を詰まらせながら謝辞を述べた。
その後、特別祈祷が行われ、檀信徒と寺族は力強く修法を行う海修師の姿に一心に合掌し祈りを一つにしていた。
実成院 第34世 中村智亮上人 本葬儀
【京都1】京都市実成院第34世 中村智亮(一妙院日高)上人の本葬儀が2月27日に執り行われた。安藤日瑛師(本山頂妙寺貫首)を導師に営まれ、2月24日 に世寿68歳 で遷化した中村上人との別れを惜しみ増円妙道を祈念した。
中村上人は昭和44年 に室住一妙師の下で得度し、昭和51年 法灯継承、昭和52年 より専任布教師と声明師、後に常任布教師を務める。昭和58年 全日青委員長、昭和62年 から近畿教区僧風林主任を務め、沙弥の育成に努めた。また、平成12年 本堂庫裡改築・境内地整備などに尽力した。京都松ヶ崎尼衆宗学林の林長として尼僧教育にも努めた。
2015年2月26日号
福島 宗務所主催で研修会
【福島】福島では2月26日、郡山市法現寺(齊藤幸洋住職)では、福島県宗務所(小林智英宗務所長)主催で教師25名が参加し管内教師研修会が行われた。
法味言上の後 日蓮宗常任布教師 秋田県本住寺住職御山主 山口顕辰僧正を講師に招き「いのちに合掌」をテーマに午前は《宗祖のご生涯を学び》午後は《修法師を生きて》という
副題で講演を行った。
講演の中では、日蓮聖人の御一代記を厳かに語られ、さらに荒行一千日成満の中で体得した水行の功徳、祈りを成就させる方法など
山口上人ならではの体験をもとに、独特かつテンポの良い話に一同、真剣に耳を傾けた。
講演の最後には管内の教師と山口先生と荒行中の思い出話に花を咲かせた。