全国の通信記事
2014年11月25日号
北陸教区教学研修会開催
【福井北部】十一月二十五日・二十六日、福井県北部宗務所(森惠司所長)当番で、福井駅前複合施設「アオッサ」にて北陸教区教学研修会が開かれ、延べ四十九名が聴講した。
一日目は勧学院勧学職中尾堯文師が、「日蓮宗の本尊勧請」と題し、正法第138号のご自身の記事を踏まえて講義された。
二日目は勧学院勧学職沼義昭師が、「龍女成仏段に関する二、三の事柄について」と題し、専門の観音信仰研究の成果も交えながら講義された。
勧学院の重鎮二人による、熱意溢れる鋭い視点の講義を受け、聴講各聖は教学研鑽の志を新たにしていた。
2014年11月24日号
千葉西・護法統一信行会
【千葉西】市原地区・四組五組寺院連合主催による護法統一信行会が十一月二十四日、市原市皆吉・妙蔵寺(高鍋隆孝住職)を会場に開催され、僧侶、檀信徒五十人が参加した。
今回の開催場所となった妙蔵寺は、西暦千六百十七年に創立。開創から四百年を迎えるにあたり、「歴代先師法要」が高鍋隆盛副住職を導師に営まれた。
法要では、日蓮聖人のお言葉である『報恩抄』の一節を全員で拝読。さらに、千葉県西部和讃振興会(中山美津子会長)会員七名と子供三名が和讃を奉唱し、歴代先師に感謝の心を示した。
次いで宮川了暢師(市原市光徳寺住職)を導師に唱題行が行われた。
宮川師は、「平和な社会の中で平和を考えるのは、お腹一杯の時に、何が食べたいと言われるのと同じように難しいことかも知れませんが、身近な所から平和な安穏な世の中を願うことは、出来ます。唱題行を通じ、幸せを祈りましょう」と参加者に呼びかけた。
その後、落語家の古今亭菊生師匠の芸を堪能。
最後に、高鍋副住職が、「お題目、法華経を口で唱え、心で唱え、身で唱え、日々の暮らしでついてしまった心の穢れを浄め、混迷する社会の波を乗り越える力がその身に備われたことだと思います。
今日の出来事を明日への一歩に繋げて下さい。ありがとうございました」と述べた。
参加者からは、「お題目を唱えることにより、身が浄められました。体が軽くなった。充実した時を過ごすことが出来ました」と言った声が聞かれた。
2014年11月22日号
富山・総登詣輪番奉仕で134人参加
【富山】宗務所(末吉觀道所長)主催の身延山総登詣輪番護法団体参拝が昨年11月22日から24日まで行われ、僧侶檀信徒134人が参加した。
22日は身延山久遠寺(内野日総法主)で特別法要の後、内野猊下による輪番委嘱式が行われた。大本堂で末吉所長を導師に法要が営まれ、式中に杉村静一檀信徒協議会長が誓の言葉を述べた。その後、御真骨堂を参拝した。
23日は身延山奥之院を参拝後、富士宮市大本山北山本門寺(旭日重貫首)と富士市本山岩本實相寺(豊田日穂貫首)を参拝。24日は伊東市本山佛現寺(稲垣日祐貫首)を参拝した。各寺では貫首自らの法話を聞くことができた。
身延山では約30人の希望者が夜明け前の菩提梯を一人の脱落者もなく駆け上がった。また3日間とも富士山を拝める好天に恵まれた。