全国の通信記事
2013年6月24日
白蓮日興上人の供養塔建立
【山梨四】6月24日(月)、山梨県昭和町、蓮華山正法寺(住職・阿部和正師)は、町内にある「五本杉経塚」において供養塔開眼式を挙行した。
正応三年(1290)十月、六老僧の白蓮阿闍梨日興上人は当地を布教した折り、同所に草庵を結んだ。妙法蓮華経の五字になぞらえて五本杉を植え、自身の両親供養の為に法華経を石に書き付け地に埋めた。古来より、この地は「五本杉」もしくは「経塚」と呼ばれて来た。
五本杉はすでに伐採され、同地は現在昭和町の管理する押原公園の一角になっている。正法寺では、この旧跡を何とか顕彰したいと発願し、昭和町と協議し、前総代の故小林正次、好江夫妻の寄進により、顕彰碑を建立した。
当寺での第35回日蓮宗興統法縁大会の開催にあわせ、大本山重須本門寺第四十九世、旭日重猊下を導師に、日蓮宗興統法縁各師参列のもと、檀信徒約40名を集め、盛大に法要が奉修された。