全国の通信記事
2023年4月9日号
千葉西 君津市蓮久寺で「花フェス」
【千葉西】君津市蓮久寺(江口隆晶住職)で四月九日に「花フェス」が開催され、約三五〇名が来場した。
同寺ではコロナ前まで、「お寺でお正月あそび」と題し、餅つきを行っていた。世情を鑑みて、餅つきを再開しようと考えた住職は、今年から花まつりの時期に合わせて開催を決意。同寺で毎年行われている「寺フェス」の名前に合わせ「花フェス」と題した。
本堂前に設置した花御堂にお祀りした誕生仏に、甘茶をかけてお参りをした子どもに、全日本仏教会より提供された絵はがきと、大和証券株式会社より提供の「サクマドロップ」を配布した。
鬼子母神堂内で、手塚治虫作『ブッダ』の紙芝居を住職婦人と、大学生、高校生が読み手となり披露。
お堂が子ども達でいっぱいになるほどの盛況ぶりで、
前編後編で二十分近くの内容であったが、幼児もジッと紙芝居を見ていた。
コーヒの良い香りが漂う境内には、スラックラインに昔遊び、自然を使った遊具に、高校生が体を張って水鉄砲の的になるなど、たくさんの遊びを用意。竹燈籠作りや陶芸絵付体験、かんたん写経体験なども、来場者は楽しんでいた。
元ドラゴンアッシュのダンサー、ドライブ氏によるダンス教室も会場内で行われ、ファンの方も参加し、青空の下、元気に汗を流していた。
餅つきでは、子どもたちが餅つき体験を行い、つきたてのお餅に来場者は舌鼓をうった。
来場者から「お寺でこんな明るいイベントが行われているので、驚きました」
「このように人がたくさん集まるのが、お寺本来の姿ですよね」など、多くの感想が寄せられた。
イベントの結びに住職が「これからも開かれたお寺として、地域の方々のお役に立てるよう精進致します」と挨拶をした。
2023年4月8日号
千葉西 本山藻原寺「花まつり」
【千葉西】本山東身延藻原寺(茂原市 持田日勇貫首)で4月8日「花まつり」が厳修された。稚児行列では多くの親族が集まり、我が子の晴れ姿を撮影して笑顔の溢れる日となった。午前10時30分華やかな衣装を身にまとった26人の子供たちが、藻原寺から茂原公園を経由し約800メートルを練り歩いた。午前11時から大堂にて増田寳泉総務執事(茂原市 妙源寺住職)を導師に花まつり法要が営まわれ御宝前に設置した花御堂にお祀りした「おしゃか様の誕生仏」に甘茶をかけ、お花や明かりをお供えし、祭文を唱えた。増田総務は「雨模様の予報の中、晴天に恵まれ、多くのお稚児さん奉仕を頂き非常に嬉しく思っております。」と感謝を述べた。
午後1時からの「藻原寺花まつりコンサート」では Bouquet des Tonsの3名とゲストの1名でフルート・ヴァイオリン・チェンバロ・チェロのコンサートが開かれた。会場の仏殿には60名を超える人が集まり「心が洗われるようだ。来年も楽しみにしている。」と早くも来年の予定を入れる姿があった。
2023年3月28日号
千葉西 訃報・若尾瑞光師
【千葉西】君津市長遠寺住職 若尾瑞光上人の本葬儀が三月三十一日、親族檀信徒百余名の弔問により木更津市光明寺 石野晴朗師の導師により営われた。
故若尾上人は昭和六十二年に第四十一世の法燈を継承して以来諸堂改修境内整備に尽力し、情誼にして気配り細やかな性格は檀信徒の信望も厚く。十三日講を組織し欠かすことなく開催、平成十二年より祖廟輪番奉仕を二十回重ねるなど檀信徒教化のみならず宗祖への報恩の誠を尽くす。
法王山長遠寺第四十一世
令和五年三月二十八日遷化
瑞宝院日和上人
若尾 瑞光 世壽七十二歳