全国の通信記事
2022年11月27日号
大阪三島 降誕八百年三島大会
【大阪三島】大阪府三島宗務所(阪田兼光所長)は、11月27日(日)に宗祖降誕八百年大阪府三島大会を管内の妙徳寺(三浦惠廣住職)を会場として開催した。僧侶19人檀信徒78人が参加した。妙徳寺は、平成30年6月の大阪北部地震の際に山門倒壊など伽藍に大きな被害を受けた。その後、本堂の新築事業が始まり、その浄行は後世に残すべきものと考え大会の会場として提供を依頼した。
慶讃法要では、修法師により志納袋にお題目写経された檀信徒の信心増進身体健全を祈念した。
慶讃文では、立正安国論の一節を用いて世界平和と人類の幸福を願い、加えて妙徳寺本堂建設事業の円成を祈念した。
最後に、愛知県江南市照蓮寺のご息女で、僧侶を目指され得度・度牒を終えられた石黒加恩さんによる民謡が奉納された。大会の趣旨の一つである「次世代への継承」にふさわしい演者の歌声で大会を締めくくった。
2022年11月10日号
豊能 第53回護法大会
【大阪豊能】11月10日能勢町浄るりシアターで宗務所主催、檀信徒協議会後援の第53回護法大会が開催された。未だコロナ感染症が収束しない不安な世情ではあったが、感染症対策を講じ、人数制限をとりながらも僧侶檀信徒330人が参加した。第1部は、桑木茂光宗務所長を導師に開会式を厳修。畑譲檀信徒協議会会長が大曼荼羅の御宝前に進むと、檀上の各寺院総代代表と共に「宗徒信条の要」を声高らかに奉読した。第2部は、昨年の京都市松林院住職大西秀樹師の法話に続く宗祖降誕800年慶讃「樹じゅ輪りん」企画の第2弾。能勢町真如寺住職の植田観樹師による『合掌でつなぐ~それ誰がやるの!~』と題する法話を拝聴した。第3部は海原はるか・かなたさんが『我が芸人人生~苦労の中に笑いあり~』と題する講演と得意の漫才を披露。ベテランのお二人だが、年齢を感じさせない掛け合いに会場は笑顔と笑い声に包まれた。最後は所長を導師に、青年会出仕のもと参加の各自が持参した団扇太鼓を手に唱題行を行い閉会。参加者の一人は「コロナ禍で久々に外に出ました。有難く楽しいひと時をありがとうございました」と会場を後にした。コロナ禍で人が集まることの難しい時代、信仰を同じくする仲間が一堂に会し、温もりあるお題目を共に唱え、改めて護法の念を深める貴重な一日となった。
2022年10月29日号
兵庫西 日蓮聖人降誕八〇〇年慶讚大会
【兵庫西】宗務所(安積尚志所長)は十月二十九日、加古川市民会館にて四年に一度の信行結集大会「日蓮聖人降誕八〇〇年 兵庫県西部慶讚大会」を開催し、僧侶、寺庭婦人、檀信徒約五〇〇名が参加した。
第一部は、松本昭仁檀信徒協議会会長が開会の言葉を述べ、青年会行脚隊が入場し幕を開けた。続いて寺庭婦人会和讃部が「日蓮聖人御降誕八百年慶讚和讃」を奉唱し、安積所長導師のもと、声明師会、修法師会をはじめ管内僧侶出仕にて法要が営まれた。第二部の清興では宮内庁楽部在籍の経験もある雅楽師、東儀秀樹氏のトーク&ライブショーを行った。
トークショーの間「雅楽を通して地球上の音楽ルーツを継承し守ることに信念と誇りと責任を感じている」と語り、その後のコンサートではまっすぐ突き抜けるような力強さと、東儀さんの人柄を感じるような優しい音色が会場中に響き渡った。閉式の言葉を三好一行協議員会議長(赤穂市高光寺住職)が述べ、この場を繋げてくれた日蓮聖人に感謝し閉会となった。