全国の通信記事
2023年3月15日号
大阪三島 一日行堂
【大阪三島】大阪府三島修法師会(山口貴大会長)では、高槻市本行寺で3月15日に一日行堂を開いた。
修法師会では、大阪北部地震、新型コロナウイルス退散、ウクライナ平和、トルコ大地震と、時に応じて祈りの読経を続けてきた。山口会長は、多くの人々の幸せを願い、皆さんの希望を叶える祈りの助けをするのが修法師の勤めであると常々話されていた。
一日行堂は、それを具現化するため始められたのだが、生憎のコロナ禍の下、無参拝で修法師会員だけでの読経を続けてきた。最近の行動制限緩和を受けて、今年初めて堂内での参拝を募って開催することが叶い、頂戴経で直に参拝者と触れ合うこともでき、檀信徒にとっても修法師にとっても充実した法会になったと思う。
最後に、今年修行を終えたばかりの脇田師の法話があって、修行で凡人が超人になることは無いが、行を通して何の変哲もない事の重大さを感じ、生きている中で見えなくなってしまっているものを取り戻すことができるように思えると分かりやすく語られた。
2023年3月12日号
静岡中 車返結社で顕彰法要
【静岡中】3月12日、宗門史跡「車返結社」にて宗祖日蓮大聖人が鎌倉から身延御入山までの足跡を辿り、各地の霊跡にて営まれている開闢750年の顕彰法要が執り行われた。総本山身延山久遠寺内野日総猊下ご名代、豊田慈證布教部長導師のもと塚本智秀静岡中部宗務所長はじめ地域を守ってきた護持世話人が列席し厳かに執り行われた。春の暖かな日差し中で小林総代宅より唱題行脚の行列を組み、この日を知り遠方より駆けつけた信徒の面々が迎える中での大聖人への敬慕と報恩の心を共にする節目の機会となった。式後には小林総代に長年の護持を称え身延山からの感謝状が送られた。
2023年3月11日号
島根 いのちといのりの日~災害復興支援法要~
【島根】日蓮宗島根県社会教化事業協会(堀江禎正会長)が3月11日、「いのちといのりの日~災害復興支援法要~」を行った。会場は出雲市東満寺(岡田泰明住職)。世情を鑑み檀信徒は参加せず管内教師12名で執り行われたが、参加できなかった檀信徒とともに14時46分に黙祷し、その気持ちを届けた。
この法要は東日本大震災の翌年から毎年、日本各地の災害で亡くなった方の慰霊をと一日も早い被災地復興を祈るために行われ、今年で12回目となる。
堀江会長は「まずは、社協会に13回忌という節目で法要を委ねられたことに責任を感じた。そして、本当は檀信徒ともにこの場で祈りたかったが、企画段階での世情からこのような形となった。しかし気持ちが通じ、これだけの僧侶にお集まり頂き厳粛な法要を行うことができたこと、寺院・檀信徒からたくさんの塔婆祈願回向の申し込みを頂いたご協力に感謝している。顔は合わせることはできなかったが心は伝わったんだと感じた。普段当たり前だと思っていた行事がコロナ禍で出来なくなり、またこうして出来ることは大変有り難い」と締めくくった。
集まった塔婆祈願回向料、約90件40万円は日本赤十字等に送られた。