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2023年10月9日
大阪市 未生流流祖200回忌法要
【大阪市】10月9日、大阪市北区の本傳寺にて華道未生流流祖の200回忌法要が営まれた。
流祖は山本山碩と言い、未生齋一甫と名乗り、戒名は大空院殿法眼未生翁大居士。江戸の出身で、全国各地を廻って九州へ来たとき、古代中国の陰陽五行説を根底とし、挿花を通じ自己の悟りを開くという華道の倫理を確定し、大阪浪華の地にて未生流を創流し、次第に門弟をふやして未生流の礎を築いた。
流祖は文政7年10月9日の命日で、正当の200回忌に当たる今年10月9日に、家元の菩提寺である本傳寺の本堂にて、先の家元夫妻、現家元家族を初めとして、高弟、全国の支部長等百数十名の参列のもと午後2時より厳粛に営まれた。
式中、御宝前にて現家元 肥原康甫家元の生け込み、献花があり、その様子が堂内のモニターにて映し出された。
当日は雨の予報で足元が心配されたが幸いに雨が降ることなく、法要は参加者全員の焼香を含め1時間程で終わり、その後は境内にある未生流流祖歴代の供養塔を参拝し全て終了した。