2016年10月23日
山梨3・南アルプス市の法源寺で第27世横山瑞法師入寺
【山梨三】十月二十三日、南アルプス市十五所の弘経山法源寺で第二十七世横山瑞法師の法燈継承式が行われた。
管内寺院教師はじめ、全国各地より有縁各聖、多くの檀信徒が瑞法師のお祝いに駆けつけた。
出立式を行った親元の沢登秀樹筆頭総代の自宅から三十五名の稚児、市川三郷落居本照寺(渡邊一光住職)万灯講、多くの檀信徒と共に行列し瑞法師のお祝いに駆けつけた多くの教師、檀信徒の待つ法源寺へと向かった。
本堂での法燈継承式では第二十六世横山義弘前住職から払子が継承され、辞令伝達の後、新住職の瑞法師は
「仏縁の深きをえ、第二十七世の法灯を継承することをえたり。その責務の大なるを痛感すると共に歴代先師の芳躅を汚す事なきよう仏祖の遺訓に馳せ、只ひたすら寺門興隆・正法弘通に献身し、広く社会の安穏に貢献することを自らの一大事因縁と自覚し不退転の覚悟をもって歩まん事を誓い奉る」と力強い声で奉告文を読み上げた。
また謝辞にて沢登秀樹筆頭総代は、
「私たち檀家といたしましては前住職義弘上人へのこれまでの感謝と、瑞法上人を新住職として迎える喜びでいっぱいであります。瑞法上人はこれから師父義弘上人の想いを継ぎ、檀家のため宗門のため地域社会のために、より一層の活躍を期待しています。」と涙ながらに語った。
午後からの祝賀会で瑞法師の仲人でもある小松浄慎宗務顧問は
「前住職義弘師は宗務所長の時に大変法務多忙な中、管内寺院の住職のいないお寺に全国各地から大勢の教師に法灯を継承させた事は大変素晴らしいことであります。
また、新住職瑞法上人は奉告文で誓ったように日々精進していただきたい」と祝辞を述べた。
新住職は
「皆様のおかげで立派に式典を執り行うことができました。法源寺は多くの方に支えられているんだなと改めて実感致しました。今後も法源寺のために皆様のご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い致します。」と述べ祝賀会を閉じた。