全国の通信記事
2015年1月27日号
豊能立正身延会で研修会
【大阪豊能】身延山檀信徒研修道場修了者で組織されている豊能立正身延会(元古利昭会長)主催で1月27日、能勢町善福寺(森皓賢住職)で研修会並びに総会を開催し、僧侶及び会員41人が参加した。
法味言上後、森住職が東日本大震災のボランティア活動に基づいた法話を行った。「高さ10メートルの防潮堤で慰霊行脚し、そこから見た被災地の寂寞とした光景を私は一生忘れない。迷える衆生を引導することが我々の務めであるが、それは自分が死んだ時も同じ。数々の修行を積んでこられた善男子善女人である皆さんが、災害時に生き残れば人のために尽くされるだろう。そして、不幸にして死んでしまったとしても、人のために尽くせるのがここにお集まりの皆さんである」と述べ、、「身延会の会員の皆さんは、信仰心を以て日々生活されている。亡くなった後も影響を発揮し続ける人、皆の心に生き続ける人であろうと思う。生きとし生けるものには仏種が存在すると、お釈迦さまが仰っておられる通り、皆さんの真摯なお姿が、周囲の人たちの仏の種を芽吹かせると確信している。」と説かれた。
その後、豊能日青会(高橋大光会長)が唱題行を行い、続いて総会・親睦会へと移り、さらなる寺檀の和融を願って本年度の身延会総会を閉会した。
2015年1月26日号
中山法華経寺で防災訓練
【千葉北】1月26日、法華経寺(新井日湛貫首)で防火訓練があった。この訓練は1949年1月26日、奈良県法隆寺金堂の国宝壁画が焼損したのを機に制定された文化財防火デーを教訓に市川市消防局や市川市と共に実施している。午前10時の訓練開始と共に祖師堂より火災が発生したという想定で119番通報後に、塔頭の浄光院(緑谷一雄住職)付属のみどり幼稚園児約100名が徒歩で避難を行った。また負傷者の救護や宝物の移動など同寺僧侶を初めとした参加者が手際よく行った。法華経寺職員や近隣住民で組織される自衛消防隊も訓練に参加するなど寺院関係者のみでなく地域一体となり消防訓練は進行した。避難後には消防車やポンプ車などが一斉放水を行い祖師堂に向け水が弧を描き見学者より歓声が上がった。訓練終了後新井貫首は明治期における同寺の火災について触れるとともに、今後も失火には十分注意し宝物護持に努めたいと語った。
2015年1月22日号
福島 「必ず故郷に帰るぞ」 力強く復興祈願会
【福島】平成27年1月22日(木曜日)福島青年会(巻延彦会長)主催のもと参加者8名は
東日本大震災により、帰還困難地域にある妙勝寺(瀬戸年雄住職)と妙栄寺(武田寿法住職)にて、復興祈願読誦会並びに物故者へのご回向をした。
いわき市に仮本堂を置く妙勝寺では、プレハブ小屋を仮設の本堂として瀬戸隆寿副住職を導師に法要をおこなった。
法要の中の祈願回向では「この小さな本堂から必ず故郷に戻るぞ!」という思いが込められた力強い回向に会員一同気持ちを一つにした。
場所をいわき市大宝寺(小林智英住職)に移して、妙栄寺(武田寿法住職)を導師に避難先を移動中平成23年3月17日に御遷化された、
妙栄寺開山法喜院日壽上人のご回向をおこなった。妙栄寺には立ち入りが制限されているため、今も開山上人の御遺骨を大宝寺に仮安置している。