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2013年6月29日

佐野市妙音寺第37世荒居養一上人の本葬儀

 【栃木】6月29日佐野市妙音寺(荒居養雄住職)に於いて、4月2日世寿93歳を以て遷化した同寺第37世荒居養一師(久事院日新上人)の本葬儀が、小西法縁連合会会長で本山藻原寺の持田日勇貫首を導師に厳修され、僧俗併せて500名が参列した。
 荒居師は大正10年佐野市の同寺にて出生。地元の旧制中学を卒業後、立正大学佛教科に進学。在学中の昭和18年9月、戦況の悪化に伴い、学徒出陣し朝鮮半島で終戦を迎える。その後旧ソ連(現ウクライナ)に於いて1年数カ月にも及ぶ苦難の抑留と強制労働を体験し、復員すると昭和20年10月、妙音寺第37世の法灯を継承する。以来、平成14年に住職を退任するまでの長きに亘り、為法為宗、寺門興隆に尽力し、その間、本堂の屋根大改修や庫裏・客殿の建設を成し遂げ、日蓮宗管長表彰を2度受賞した。管内に於いては宗務所協議員、社会教化事業協会会長などの重責を担う傍ら、戦後の教育の復興を掲げ、境内に隣接する地に育成館幼稚園を設立し園長に就任。栃木県幼稚園連合会副理事長や佐野市民生委員・児童委員を12期36年務めるなど、その活躍は宗門内に留まらず社会活動にも並々ならぬ情熱を傾けた。その長年の功績を認められ、幼児教育功労の分野で昭和60年に藍綬褒章、平成5年には勲5等雙光旭日章を受章する。
 穏和で誰からも慕われる人柄は、檀信徒からも厚い信頼を得ていた。その有りし日の養一上人との思い出を懐かしみ、一言一言噛みしめるように弔辞を述べた同寺筆頭総代の和田氏は「亡き養一上人の志を継いで養雄上人の下、力を合わせ寺門興隆に努めさせて頂きます」と誓いの言葉を手向け、僧俗共に養一上人の遺徳を偲んだ。

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