全国の通信記事
2018年4月28日号
和歌山 県下合同日蓮大聖人開宗会法要
【和歌山】四月二十八日、和歌山市妙宣寺(蘆田恵教住職)で護法統一信行として「県下合同日蓮大聖人開宗会法要」(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が厳修され、管内僧侶・檀信徒合わせて約百人が参列した。法要に先立っては、寺庭婦人を中心とした有志による和讃が奉納された。法要に引き続き、管内修法師による力強い修法がなされ、参列者おのおのの願うところを一心に祈念された。
第二十八区選出の田中恵紳宗会議員は挨拶の中で、「今日は日蓮宗五一五九ヶ寺、八一〇一名の教師とともに各地でお題目の声が轟いている。日蓮聖人に始まり、多くの方がお題目を弘めてくださった流れの中で今日がある。皆さまもどなたかの縁の中でお題目との出会いがあり、今日の式で隣の人との縁があり、縦と横の縁がある。次にすべきは下の縁を繋ぐこと、下の糸(信仰の継承)を紡いでいくことである」と期待の言葉を述べられた。見矢龍順宗務所長は、「常不軽菩薩の二十四字を唱える中に、修行の肝心があり、いかりの心が生じたときには是非二十四字を心に唱えましょう」と呼びかけた。内芝武和歌山県檀信徒協議会会長は「今日のお題目で信心を新たにした。科学が発展すればする程、法華経の正しさを立証している。この信仰の根を絶やさぬよう、日蓮宗新聞の拡張を勧め、希望者には初年度の購読料を会が負担する」と日蓮宗新聞購読を願い締めくくった。
また、和歌山市本久寺住職・前川龍爾師により、再現可能な現象をもって立証し、森羅万象を解き明かす科学万能の現代社会における葬儀をはじめ宗教・信仰の未来予想図を「合掌のこころ」と題して法話がなされた。
参列者一同、日蓮宗のお誕生日をお祝いし、さらなる広宣流布を誓い帰路についた。
2018年2月16日号
和歌山 宗祖御降誕会
【和歌山】二月十六日、有田郡広川町養源寺(守法秀聡住職)で宗祖御降誕会(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が厳修され、管内僧侶・檀信徒合わせて約百二十人が参列した。守法住職導師による法要中には、寺庭婦人と檀信徒による法華和讃が奉納された。引き続き、和歌山市遍照寺住職・福田恵隆師(和歌山県修法師会長)修法導師のもと、管内修法師による力強い修法がなされ、参列者各々の願うところを一心に祈念された。
見矢龍順宗務所長(和歌山市感應寺住職)は挨拶の中で、降誕会を開催できたことを慶び、宗祖降誕八百年に向けた宗門運動への邁進を誓うとともに、益々の精進を呼びかけた。また内芝武和歌山県檀協議会信徒協議会会長は、昨年に引き続き、日蓮宗新聞の拡張のために希望者には和歌山檀信協の予算の中から一年間日蓮宗新聞をプレゼントする旨が伝えられ、共に御題目を唱えていきましょうと共に歩むことを述べられた。守法住職は、当山に多くの参詣者を迎え、盛大に降誕会を厳修できたことへの感謝を日蓮大聖人のお言葉を引きながら感謝を述べられた。
また、法要後には和歌山市養珠寺住職・村田龍学師(全布連副会長)により「合掌と結縁と御題目」と題して法話がなされ、檀信徒は時間を忘れて聞き入り、表情柔らかに会場を後にした。
2017年2月25日号
和歌山 松森孝雄師の帰山式
【和歌山】二月二十五日、和歌山県海草郡に於いて龍光寺住職・松森孝雄師の大荒行帰山奉告式が行われた。
松森師は初行以来十四年ぶりの大荒行加行所入行となり、第再行として初行僧の指導と水行・読経に精進し、この日は行僧四名と共に行列にて寺族・檀信徒の待つ自坊に帰山した。
水行の後、有縁寺院・檀信徒参列のもと帰山奉告式では、第再行の代表を務めたことに対する感賞状の披露がなされた。また先輩僧からの手紙が披露され、松森師が再行代表としての重責を全うされたこと、大変厳しい修行となったことが容易に想像でき、参詣者一同、涙と笑顔の帰山奉告式となった。