全国の通信記事
2022年11月25日号
静岡西 青年会歳末助け合い募金
【静岡西】静岡西部青年会 (梅澤仁孝会長)は例年歳末助け合い募金行脚を行っていたが、本年もコロナ禍により募金のみ活動を行い、管内寺院、檀信徒らから総額234,698円が寄せられた。うち112,349円を浜松市天竜区社会福祉協議会へ、同額を令和4年度静岡県赤い羽根共同募金(災害義援金含む)へ、また10,000円を日蓮宗あんのん基金に寄付した。
11月25日、天竜区社会福祉協議会に寄付を行った梅澤会長は「現在地球規模での気候変動により世界中で災害が発生しており、中でも日本は災害大国と呼ばれるほど毎年のように災害が起きています。そのような中で國や地方の行政、専門の方の支援だけでは限界があり、1人1人が協力し合う支え合いが必須であると感じています。しかし、経済的弱体化や少子化等様々な要因により日本人の心がだんだんと荒んで社会がよろしくない方向へと向かっていっている気が致します。こんな時代だからこそお互い様、お陰様、ありがとうといったかつての日本人が大切にしてきた日本の心を振り返り、他人を思いやる慈悲の教えを説く仏教を通じて、心と人間性を成長させ日蓮宗総本山身延山の掲げる『共に生き・共に栄える』のような素晴らしい社会を作る良い機会になればありがたいなと私達は考えています」と語った。
2022年11月20日号
静岡西 浜松市妙蓮寺入寺式
【静岡西】浜松市浜北区の唯唱山妙蓮寺にて、11月20日、御会式ならびに入寺報告式が行われた。式中、二十八世山澤観英上人から二十九世山澤妙眞上人に住職の払子が継承され、山本観栄宗務所伝道担当事務長により辞令伝達、西谷法縁古田寿厚遠州支部長により記念品授与が行われた。古田支部長は挨拶で、住職夫人として病身の夫を支え続け、自らも出家して研鑽を積んだ新住職にむけて、自身の経験を生かしてさらに檀信徒に寄りそうお寺にと祝辞を述べた。式後半では、山澤観英前住職ならびに新住職が僧侶・檀信徒らに三十二年間のこれまでの感謝と、新住職への変わらぬ厚誼を依頼して謝辞を述べた。
2022年8月31日号
静岡西 十二支の欄間彫刻が話題に
【静岡西】四季折々に美しい景観が広がる浜名湖に近い湖西市新所の妙経寺(松田成幸 住職)で、新たに地域の話題となっている十二支の欄間彫刻がある。本堂向拝に掲げられた幅一間一木彫りの十二支像は、今でこそ本堂正面、向拝の欄間に収まっているが、もとは同管内、菊川市の寳珠寺住職、杉本蓮修上人が岐阜の職人から求めたものだが、まだ寳珠寺の堂宇で飾られることはなかった。今回、杉本住職の厚意で十二支の「引っ越し」が決まり、数奇な運命で別寺の本堂正面を飾る主役として迎え入れられた。寺院の本堂向拝に十二支像があるのは珍しいそうで、令和の「縁つなぎの十二支」として、力強くも可愛らしい姿が参拝の檀信徒に好評で、早くも妙経寺の新たな顔となっている。