全国の通信記事
2019年5月5日号
石川1 金沢市妙國寺で千部大法要
【石川1】5月5日、6日で日向山妙國寺にて千部大法要が厳修された。
両日とも、30人近くの僧侶が一部経を力強く読誦して、檀信徒と共にお題目を唱えた。
この千部大法要は、今から260年余り前、宝暦9(1759)年に起こった大火の後、講中が設立されて始まった。明和3(1766)年より卯辰寺院群の中から5ヵ寺が、輪番にて千部大法要を始め現在まで受け継ぎ守ってきた。寺町寺院群でも同様に行われるため、石川1部では春に2回の千部大法要が営まれる。
また、今回は同県羽咋市在住である濱由佳さん作「現代創作佛画」の展示会も本堂にて行われた。お釈迦様や日蓮聖人、弥勒菩薩など8点の仏画が並んだ。
現在、若者をはじめとする人が、仏教離れや寺離れをする中、現代の若者の感性を通して製作された作品を展示することによって、少しでもお寺への関心を持ってもらえれば幸いと住職は語った。
2018年11月18日号
石川1 金沢市妙圓寺で入寺式
【石川1】11月18日、金沢市卯辰山寺院群にある教徳山 妙圓寺にて、第32世 吉田知弘上人の入寺式が行われた。
祝辞では、全国奠統会副総裁である本山日本寺貫首 清瀬日草猊下より「奥さんがいつでも笑顔で出迎えるなど家族で協力し、皆さんにとって居心地の良い場所であり、檀信徒の皆さんもお題目をたくさん唱え、いつもお経が聞こえるお寺であってほしい」と期待の言葉をおくった。
新住職は謝辞にて「これからも沢山の方と縁を結び、いつも足音の絶えないお寺にしたい」と力強く語った。
2018年9月14日号
石川1 落語でブッダin卯辰
【石川一】9月2日、金沢市妙応寺(森田本淳師)にて3回目となる「落語でブッダin卯辰」が開催された。先ず、落語家の月亭遊真さんと露の団姫さんが「犬の目」や「お血脈」で会場を沸かせ、次いで師匠の露の団四郎さんが「押売り」を披露した。最後に、今回の目玉である上方怪談噺「雨夜の傘」がはじまると、それまで笑いに包まれていた本堂は静まり返った。噺の最高潮の場面では、露の団四郎さんが非業の死を遂げた女性の幽霊に化け、暗い本堂に観客の悲鳴や笑い声が響き渡った。来年は9月28日に開催を予定している。