全国の通信記事
2024年2月29日号
岡山 「報恩のつどい」
【岡山】2月29日、岡山芸術創造劇場ハレノワにて「報恩のつどい」が開催された。このイベントは、令和13年に迎える日蓮大聖人750遠忌に向けたスタート地点と位置づけられ、約1年前からの企画準備を経て実現した。岡山県内から檀信徒や僧侶を含む1000人以上が参加した。
第一部では、音楽法要が行われた。声明師会と修法師会の会員約50名が出仕し、和讃会や寺庭婦人会コーラスも参加し、壮大なものとなった。
続く第二部では、秋田県本住寺住職の山口顯辰上人による高座説教「日蓮大聖人御一代記」が観衆の注目を集めた。山口上人は舞台中央に設けられた高座の上で日蓮聖人のご誕生からご入滅までを1時間にわたり繰り弁で語られた。
最後に、平野信行岡山県宗務所長が「今大会が皆さまの信仰の糧となってほしい」とお礼の挨拶を述べた。参加者からは「とても素晴らしい経験をさせていただき、参加してとてもよかったです」という声が聞かれた。
2024年2月23日号
岡山 岡山市中正院で法灯継承式
【岡山】2月23日(金)岡山市北区庭瀬の中正院で午前11時より第24世 濱田恵王師から第25世 濱田恵康師への法灯継承式が営まれ、僧侶檀信徒約60名が参列した。連日の雨で檀信徒も天候を心配されていたが天のご加護もあり当日は一転、雨雲は消え予定通り檀信徒との行列から順調に行われた。本堂前に到着後は檀信徒による万灯の奉納も行われた。
また、新住職恵康師の入山奉告文では師父の49年間の檀信徒との歩みや本堂屋根の修繕の偉業を述べられ、自身は檀信徒をはじめ多くの諸先輩方からの御恩を深く思い起こして報恩に邁進すること誓われた。
恵王師は中正院を退山後も先師の遺訓に倣い了性寺の住職となり檀信徒教化に努められる。最後に新住職 恵康師は、気軽に立ち寄れ、相談できる寺院運営を目指すことを誓われた。
宗務所長からは、「住職になると自分があたかも偉くなったかのように勘違いに陥る事があるが檀信徒あっての住職であるということを肝に銘じ周りに感謝すること、間違ったことは素直に謝ることを忘れないでほしい」と住職の指針を示された。
2024年2月22日号
島根:安来市本成寺第30世岡本亮浩上人遷化
【島根】岡本亮浩師(島根県安来市本成寺第30世)2月22日遷化。世寿96歳。法号は妙玄院日浩上人。同寺で27日通夜、28日葬儀が営まれた。昭和23年に出家得度、昭和26年師父の突然の遷化に伴い立正大学在学中に啓運山本成寺の法灯を継承し、22歳という若さでその重責を担う。布教と伽藍維持整備に尽力し、平成26年に法嗣岡本亮啓師に法灯を託した。宗門では、教区長、宗務所長、協議員議長等の要職を歴任した。
また地元旧広瀬町議会議員を5期20年務め、町政発展にも努めた。地域では、保護司を務め地元の保護司会会長に就任し更生保護に尽力した。その功績により、勲五等双光旭日章、藍綬褒章を授与された。