全国の通信記事
2023年3月26日号
島根・第40回統一信行
【島根】日蓮宗島根県宗務所(新間信應所長)並びに日蓮宗島根県檀信徒協議会(川神清孝会長)が共催で3月26日、「第40回統一信行」を日蓮宗島根県教化センター(文谷孝順センター長)が行った。会場は出雲市民会館で、僧侶檀信徒約30人が参加した。4年ぶりの統一信行となった今回は、蔵本知宏師(益田市妙法寺住職)の講演と、書写行の二本立てで開催された。
講演では、蔵本知宏師(益田市妙法寺住職)が「法華経に説かれる本当の幸福とは」と題し、寺庭婦人として長年自坊を守り続けてきた母親の介護の体験談を紹介。介護とは親が命懸けで行う最後の子育てであり、生老病死を全身全霊で教えてくれたこと、その介護体験を、法華経の菩薩行を引用し幸福について語った。
参加者からは「信仰や信行は出逢いや日常生活の中に転がっており、そこに幸福があると気付かされた。」との声が聞かれた。
2023年3月11日号
島根 いのちといのりの日~災害復興支援法要~
【島根】日蓮宗島根県社会教化事業協会(堀江禎正会長)が3月11日、「いのちといのりの日~災害復興支援法要~」を行った。会場は出雲市東満寺(岡田泰明住職)。世情を鑑み檀信徒は参加せず管内教師12名で執り行われたが、参加できなかった檀信徒とともに14時46分に黙祷し、その気持ちを届けた。
この法要は東日本大震災の翌年から毎年、日本各地の災害で亡くなった方の慰霊をと一日も早い被災地復興を祈るために行われ、今年で12回目となる。
堀江会長は「まずは、社協会に13回忌という節目で法要を委ねられたことに責任を感じた。そして、本当は檀信徒ともにこの場で祈りたかったが、企画段階での世情からこのような形となった。しかし気持ちが通じ、これだけの僧侶にお集まり頂き厳粛な法要を行うことができたこと、寺院・檀信徒からたくさんの塔婆祈願回向の申し込みを頂いたご協力に感謝している。顔は合わせることはできなかったが心は伝わったんだと感じた。普段当たり前だと思っていた行事がコロナ禍で出来なくなり、またこうして出来ることは大変有り難い」と締めくくった。
集まった塔婆祈願回向料、約90件40万円は日本赤十字等に送られた。
2023年2月16日号
島根 笹部仁史師帰山奉告式
【島根】2月16日、浜田市龍泉寺(笹部一眞住職)に於いて、加行所初行を成満した笹部仁史師の帰山奉告式が行われ、僧侶檀信徒約60名が参列した。
快晴の下、仁史師は成満した行僧6名とともにお練りをし檀信徒が出迎える中、無事帰山した。水行後に奉告式が行われ、行僧の鬼気迫る読経の声が響いた。
仁史師は本来、令和3年の予定であった入行がコロナ禍のため一年遅れた経緯があり、挨拶では無事に百日間の修行が出来たことへの喜びと、皆さまの祈りのおかげで成満できたことへの感謝を述べ、これからの決意と益々の精進を誓った。