全国の通信記事
2017年11月25日号
岡山 庭婦人会コーラス部がホノルルで研修会
【岡山】岡山県寺庭婦人会コーラス部は、去る十一月二十五日からホノルルに於いて、御降誕八百年記念の佛讃歌奉唱と研修を行った。
真珠湾では、太平洋戦争開始の象徴である戦艦アリゾナ、そして終戦の調印の行われた戦艦ミズーリを目近にし戦争の歴史と事実を学んだ。
翌日は、パンチボウル(米軍墓地)礼拝堂にて戦争で亡くなった米軍関係者を慰霊の為、コーラス中心の法要を行い英語での回向も行った。これは日蓮宗ハワイ別院の平井智親上人と米軍の特別な計らいにより実現したものである。
その後、ハワイ別院にて、真珠湾攻撃の際、戦死した日本側の犠牲者五十七柱の過去帳を前にコーラス法要を行った。
昼食は信者(あちらではメンバーと言う)の方々と楽しく歓談し交流を深めた。
その後、ホノルル妙法寺にても同様の法要を行い、プロのテノール歌手でもある山村尚正上人の活動を拝聴した。
又、日本国外での葬儀の実態の研修の為、葬儀場を見学。文化・慣習の違う土地での布教の困難さを実感した。又、困難な事情の中で前向きに頑張っておられる開教師の方々の御努力に深い感銘を覚えた。そして、今回の研修を通じ、参加者一同佛讃歌に出会えた喜びと感謝の気持ちを強くし、御降誕八百年に向けて大きな希望と勇気を得ることができた。
2017年11月12日号
岡山 宗蓮寺子ども会 創立五十周年記念祝典
【岡山】去る十一月十二日、岡山市北区津寺に位置する宗蓮寺(垣本良明住職)の子ども会創立五十周年記念祝典が、岡山ロイヤルホテルに於いて盛大に行われた。
宗蓮寺子ども会は、当山前住職である垣本孝精院首が、昭和四十三年に「子どもと遊ぶ事ならワシでも出来る!」と近所のガキ大将を集めソフトボールチームを立ち上げたのが始まりである。
その後、バスケットボールチーム、空手道場、和太鼓チームと四団体を設立、ここまでの四十九年間で六百名を超える卒団生を送り出している。
また、平成二十五年には、仏教理念に基づいて活動している個人・団体に贈られる「正力松太郎賞」を岡山県で初めて受賞された。
翌平成二十六年、良明師に住職が代わり、半世紀に渡り活動が続いた事のお祝いと、孝精師をはじめ、長年お世話をして下さった歴代の指導者を労う為に、五十周年祝典を企画するに至った。
式典の中では、孝精師より歴代指導者、各チーム監督に感謝状と色紙が贈呈され、懐かしい顔ぶれに和やかに会は進み、良明師の挨拶では、「宗蓮寺子ども会を次の五十年へ繋げていくのが私の役目です。」と決意を新たにされたのが印象的であった。
2017年11月3日号
岡山 妙勝寺で「宗祖御降誕800年慶讃法要ならびに客殿落慶法要
【岡山】平成29年11月3日(金・文化の日)、妙勝寺では「宗祖御降誕800年慶讃法要ならびに客殿落慶法要」が行われました。お祝いの日にふさわしい、素晴らしい快晴のもと、まず60余名の子供たちによる稚児行列で幕を開けました。妙勝寺では16年ぶりとなる稚児行列。きらびやかな衣装にお草履をはいて、ご家族の笑顔に包まれながら、どの子も神妙にそして嬉しそうに歩いていました。本堂に上がり、御宝前に進んで手を合わせた子供たちの心の中にはきっと仏さまの種がまかれたことと思います。
続いて新客殿にお迎えした一尊四士像の入仏開眼法要を行いました。このたびの仏像製作をお願いした大仏師渡邊勢山先生にもご臨席いただき、仏さまについてのお話も伺いました。
午後からは「客殿落慶法要」とあわせて「宗祖御降誕800年慶讃法要」を岡山市内組寺のご住職様がたご臨席のもと、盛大かつ厳粛に執り行いました。
本堂いっぱいに大勢のお檀家さんにお参りいただきました。口々にいい客殿ができた、すばらしい法要だった、なんともきれいな仏さまのお顔でありがたい、とほめて下さり、皆さんが妙勝寺を誇りに思ってくださっているのが何よりのことと思いました。
たくさんのご加護をいただき、無事にこの日を迎えられたことをありがたく感じるとともに、これからもお檀家さんが集いにぎわうお寺であり続けるために、一層の精進努力していこうと心新たにいたしました。