全国の通信記事
2024年3月28日号
北海道北 いのちのシンポジウム
【北海道北】令和6年3月28日に北部宗務所主催の研修会『いのちのシンポジウム』が開催された。この研修会は毎年行われており、教師、寺庭婦人、寺族、檀信徒を
対象とした研修会である。会場は旭川市妙法寺(釋英義住職)で、教師19名、寺庭婦人4名、檀信徒33名が参加した。
令和4年に起こった安倍晋三元首相の暗殺事件は私達に大きな衝撃を与え、「カルト宗教」の問題は教師・寺庭婦人のみならず檀信徒にとっても、決して他人事ではないと思い知らされました。
この問題にしっかりと向き合っていく為にも、今年度は「カルト宗教から身(生命)を守る」をテーマに掲げ、研修会を行なった。講師には、北海道大学大学院の教授を勤め、長年この分野に
ついて研究をされている櫻井義秀先生をお招きし、旧統一教会の実情について講演をいただいた。先生は研究をされる傍、学生が「カルト宗教」の被害者、更には加害者にならないよう活動を
続けられており、その実体験からなるお話に参加者全員が真剣に耳を傾けていた。最後に、この研修会の企画運営を担当した北部教化センター長(水野英修師)は、櫻井先生に感謝の念を述べ
るとともに、これからも中身の濃い研修会を企画していきたいと決意を語られ閉会となった。
2024年3月15日号
大阪豊能 第90回1日研修道場
【大阪豊能】主務所主催・檀信徒協議会後援の第90回1日研修道場が3月15日、豊能町法性寺で開催され、檀信徒35人が参加した。参加者は開式の法味言上と書写行に続き、池田市本養寺住職の難波見真師の講義「法華七喩。法華経に説かれる七つの喩え」を聴聞した。午後からは兵庫県たつの市常照寺副住職、谷口慈晃師による2部構成の法話を聞いた。谷口師は、第1部「笑顔で開運」で、笑顔をもって周囲の心を明るくすることが開運であり菩薩行の一環であると説き、第2部「お釈迦さまの遺言〜自灯明・法灯明〜」では、お釈迦様の教えを守りながら生きることが重要であり、それを後世や周囲に伝えることが善行であると説いた。最後に唱題行を行い、研修は締めくくられた。
2024年3月6日号
茨城 災害救援対策支部講習会
【茨城】茨城県災害救援対策支部(相田要練支部長)は、県檀信徒協議会(熊王康宏会長)協賛のもと、3月6日に星宮寺(相田要練住職)で講習会を開き、教師・檀信徒115名が参加した。災害犠牲者慰霊・復興祈願の法要を行った後、伊豆市大蓮院住職の佐治妙心師が「桜の花びらに祈りの心」と題した講演を行った。また、当日は能登半島地震の義援金の募金も行われた。
佐治師は、戦争で子供を亡くした親の悲しみと、こんなことが二度と起こらないようにという祈りで植えられた桜のエピソードを手作りの紙芝居で語った。戦争や災害の悲惨さや生き延びることの大変さ、御仏の有り難さを訴えた佐治師。心情が伝わってくるような紙芝居と語り口に、思わず目頭を押さえる聴衆も多く、講演が終わると会場は盛大な拍手に包まれた。