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2023年10月18日
宮鹿沖 第37回教区教学研修会
【宮鹿沖】令和5年度 第37回教区教学研修会が日蓮宗宗務院九州教区主催で10月18日、19日に宮崎県宮崎市内で行われた。研修会には、九州各宗務所長をはじめ僧侶約44人が参加した。
初日は、法味言上後宮崎・鹿児島・沖縄教区長黒木浩順師の挨拶、その後勧学副学長桐谷征一師の「日蓮聖人における大曼荼羅本尊図顕の意義について」と題して講演が行われ、宗祖日蓮聖人が大曼荼羅本尊をどのような目的があり、晩年の10年間という期間執筆されたのか?宗祖の遺文、研究者の意見など様々な視点考察を交えながら解説した。
2日目は、立正大学長寺尾英智師による「版本・浮世絵・彫り物に見る法華信仰」と題し講演。今残っている法華信仰に対する伝記絵巻物等にはどのようなものがあるのか、現存している資料の画像を見ながら絵当時の時代背景を照らし合わせ解説した。江戸時代になるとそれまで文字が多かったが、だんだん様々な形で絵を入れるなど多くの民衆に目につくような工夫がされた。