2023年7月30日
静岡中 御大事御本尊会
【静岡中】静岡県大本山北山本門寺は7月30日(土用の丑の日)、年中行事である御大事御本尊会を奉修した。御静養中の貫首猊下の御名代として、鈴木春雄執事長御親修の下、霊験あらたかな御大事御本尊を奉奠し厳修に至った。
同寺司判・檀信徒の他、「おもんす殿女房」の末裔である石川由緒家ら多くが参拝した。
法要後、お経が転読される中、執事長が御大事御本尊を頂戴し、参列者はその「御大事様」の下をくぐり抜け、疫病退散の御利益を賜ると同時に、お樒祓(しきみばらい)で身体健全・無病息災を祈念した。
法要後の導師挨拶のなかで鈴木執事長は、「流行り病いは昔話ではなく、令和になってコロナウイルスに苦しめられました。心の病は厄介です。心が負の方に落ちていくと、身体もどんどん悪化してしまいます。南無妙法蓮華経という尊いお題目が、乾いてしまった心に潤いを与えてくれたのではないでしょうか。御霊宝御大事御本尊を奉奠し、厳しい暑さの中、皆様と共に読経唱題し、暑気払いの法要が無事お勤めできましたこと嬉しく思います」と締めくくった。