2023年7月9日
十勝地区檀信徒協議会が研修会
【北海道東】七月九日、十勝地区檀信徒協議会(以下協議会)は、大樹町顕法寺(鈴木智善住職)において、十勝地区檀信徒研修会を四年ぶりに開催し、信徒約四〇名が参加した。
会長の片桐明氏(芽室町実勝寺檀徒)は、「コロナの五類移行に伴い、四年ぶりの開催となった。皆様にお会いできて本当に嬉しい。未だ参加を制限しての開催ではあるが、ご参加の皆様と共に、今日一日しっかりと学びたい。」と述べた。
前回までは午前一部、午後二部の三部構成だったが、今回は、午前一部と午後一部の二部構成となった。
午前は宗務所の伝道担当委員より、布教方針「いのちに合掌」をテーマに講義が行われた。宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩をもとに、「肉体としての命にはロウソクの灯火の様に限りがある。善因善果の精神で、その灯火を灯すことが大切」とした内容の講義だった。
午後は日蓮宗常任布教師の森脇智亮師による高座説教で、繰り弁「由比ヶ浜」「大乗坊日澄」「堀之内由来」の祖伝外伝が、格調高く三本立てで語られた。
顕法寺の総代、関谷祐一さんは「私達の寺で研修会が開かれたことを、大変誇りに思う。生きていく上で大切な「いのちに合掌」の精神を深く学べ、また貴重なお説教も聞けて感激している。大変ありがたかった。」と語った。
次の協議会の行事は、十月九日(月)に、池田町妙経寺で開かれる、組寺檀信徒による統一和讃の合同奉唱、「お会式和讃奉唱」となる。