2023年3月13日
静岡東 佐渡で統一信行
【静岡東】宗務所(安藝栄修所長)は、日蓮聖人佐渡御出立750年正当に合わせ3月13日から15日の2泊3日、佐渡にて統一信行を行い、僧侶檀信徒約90名が参加した。
各地よりバスにて新潟へ入り両津港へ。上陸後はまず根本寺参拝し各々の認めた御遺文の一節が奉納された。竹中貫首は、「このご聖日に、静岡よりはるばるお越しいただき、ありがとうございます」と感嘆の挨拶を述べ一行をもてなした。その後、渋手塩屋ケ崎霊跡参拝し、初日を終了した。
2日目はまず實相寺へ参拝。ここでも大歓待を受け、皆興奮・感激の声をあげた。その後、松ヶ崎の法華岩、おけやき霊跡を参拝。見事な大欅にお題目の声が響く。続けて真浦日蓮堂、洞窟、波題目の霊跡へ参拝。佐渡法華和讃「七変返し(しっちんがえし)」が流れる中、それぞれが認めたお題目写経を海へ流した。妙宣寺の参拝では、境内にそびえる五重塔や本堂の造形に見惚れ、阿仏房夫妻の献身的なお給仕の話を熱心に聴聞した。妙照寺では復興祈願法要を行い伽藍の早期復興を願った。それに先立ち宗務所長より復興義援金が手渡された。
夕食には、根本寺の竹中貫首と日蓮堂を護持されている「船元」永井学氏が招かれた。永井氏は、日蓮堂や真浦に伝わる伝承やエピソードなど貴重な体験を話され、竹中貫首は、日蓮聖人御帰倉750年法要の意義や信仰の大切さを笑いを交えて挨拶した。
最後に宗務所より永井氏に霊跡に対する献花料が手渡された。これは、一回限りの献花ではなく、永続的に使っていただける様にと、先の御遺文同様、管内寺院檀信徒より賛同者を募ったもの。
初日こそ雨模様の天候も、その後は晴天に恵まれ、参加者は「思い切って来て良かった」「知らない霊跡を参拝する事が出来て感激した」など興奮覚めやらないうちに佐渡を後にした。