全国の通信記事
2022年3月17日号
大阪豊能 第86回「一日研修道場」
【大阪府豊能】宗務所主催、檀信徒協議会が後援する第86回「一日研修道場」(昭和56年以来、年2回開催)が3月17日、能勢町蓮華寺で開催され、檀信徒34人が参加。
午前9時開式、法味言上に続いて、常任布教師の植田観樹師の講義「いのちに合掌『法華経の行者 日蓮聖人』」を聴講。
書写行の後、桑木信弘師を講師に迎え、「自他を癒やすお題目」と題する法話を聴聞した。
桑木師は、災害や飢饉の時代を生きた日蓮聖人の御遺文を通して、先行きが不安なコロナ禍を生きる上での考え方を示し
「我が身の仏を呼び起こすお題目を唱えることで、人と人がその仏を繋げていき、この世界にお互いを癒し合う霊山浄土が生まれる」と説いた。
今回の研修道場に対し桑木茂光宗務所長は「ポストコロナにおける行事のありかたはこれからも考え続けなければならないが、開催できる運びとなったのはひとえに信仰厚い参加者のご協力のおかげです」と感謝の意を表した。
また今回で研修30回を修了した井頭唱子さん(法性寺檀徒)、東登喜江さん(法性寺檀徒)、橋本裕子さん(圓珠寺檀徒)が表彰された。桑木所長から記念品の扁額と「一心精進一心見佛・不退の修行を賞讃いたします」との祝辞が送られた。
2022年3月15日号
大阪三島 一日行堂
【大阪三島】大阪府三島修法師会(山口貴大会長)は3月15日(火)に、会長住職寺である本行寺において一日行堂を開催した。
新型コロナ感染症の蔓延が治まっていないことを考慮し、感染対策を施したうえで事務局員のみでの開催とし、当初、疫病退散を目的としていたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、平和祈願をもう一つの眼目とした。参加者は、水行で身を清め順次本堂に上がって読経と修法を行い、回向では感染症の終息と世界平和を祈念した。
最後の挨拶で、「修法師が祈らなくて誰が祈る」と、山口会長は力強く述べられた。
2022年3月13日号
静岡東 沙弥対象の勉強会
【静岡東】声明師会(山﨑海淳会長)は3月13日沙弥対象の勉強会を函南町霊光寺で行い、4月入学の大学生を中心に10名が参加した。大学・寮・随身など、僧道に入る前の弟子に何を教えて良いか悩むとの要望に会として貢献できればと、今回の開催となった。当日はまず僧道への心構え、受け入れる姿勢を講義、一般的所作を初歩から始め、読経の姿勢、衣の種類、着方・畳み方、勤行の仕方などを学んだ。参加の沙弥からは「来年度から不安だったが、ここで勉強でき、これから頑張ってきます」と頼もしい言葉が聞かれ、師匠である教師からも「お盆前に勉強会を開催してもらいたい」等、次回の開催を願う声があった。山﨑会長は「会としても毎月の法式勉強会とは別に、このような勉強会をおこなって、宗門の法器育成に微塵なりとも貢献してきたい」と話した。