全国の通信記事
2021年11月25日号
奈良 辻村行遵上人の葬儀式
【奈良】奈良市の感徳寺第2世辻村行遵(龍教院日感)上人の葬儀式が11月25日に感徳寺で営まれた。
辻村上人は昭和50年から19年間に渡ってハワイで開教師として活躍し、帰国後の平成9年に感徳寺の住職に就任すると、管内で修法師会長などの要職を歴任した。
11月23日遷化、世寿71歳。
千葉東 寺庭婦人会が団体参拝
【千葉東】11月25日、令和元年の自然災害に より被災し本年復興事業を完了した香取市苅毛実相寺(冨永観瑞住職代務)に管内寺庭婦人会(竹中通子会長)が参拝し、読誦唱題の後、実相寺の縁起や被災より復興事業完成までの話を聞いた。
檀家13件の寺ではあるが、常葉檀林として栄えた寺院の威厳を保つため、奉仕作業を幾度も行い、宗門よりの義援金や見舞金や建物共済見舞金などを有効活用して時代に合わせた改修事業を行った。
檀信徒の葬儀や法事に活用しやすく段差を少なくして、維持管理がしやすいように畳を無くしフローリングやカーペット敷きにして、正座をしなくて良い形にしたとの話を聞き、寺庭婦人として各寺院の今後の寺院維持管理や活用法として注意深く耳を傾けていた。続いて庫裡にて、住職代務者である冨永観瑞宗務所長より現状の管区事情の説明を受け、寺庭婦人会ばかりで無く、全寺院が高齢化や人員不足である現状を学んだ。
今回のように如何にして今までの活動を継続出来るか、考えて行動し続ける事こそ、水の流れを止めず不毛の地にしない秘訣であるかを共に学んでいた。
神奈川2 龍口寺文化財登録交付式
【神奈川2】令和3年11月25日、藤沢市・霊跡本山龍口寺(本間日恩貫首)において国登録有形文化財(建造物)登録証、プレート伝達式及び藤沢市指定重要文化財等指定書交付式が行われた。
令和3年2月26日に国登録有形文化財(建造物)に登録されたのは妙見堂、大書院、鐘楼、手水舎の4件である。
令和3年10月1日に市指定重要文化財に指定されたのは本堂、山門、五重塔の3件である。
鈴木恒夫市長より国の登録証とプレートを伝達され、岩本將宏教育長より市の指定証を交付された。
鈴木市長は「龍口寺は日蓮宗もとより地元の皆様にとっても心の癒しになっている場所です。登録されたことにより龍口寺と地域の人々の関係がより深くなることを期待しています。また、建物を皆様と共に大事に保存し宝物としてきたい。」と挨拶した。
本間貫首は「江戸時代より地元の人々や全国の檀信徒の御尽力で建物を維持管理してきた。龍口寺が国や市に登録、指定されたことは日蓮宗にとっても名誉なことであります。これからの歴代貫首も心に留めしっかりと維持管理していただけることと思います。これからも地元の皆様にも一層のご尽力をお願い申し上げたい。市長をはじめ関係者の皆様には感謝を申し上げたい。」と謝辞を述べた。