2020年8月28日
大阪和泉 写経マラソンと御首題帳
【大阪和泉】大阪府河内長野市の妙長寺(吉村常妙住職)では、ホームページで「写経マラソン」を開催している。緊急事態宣言が発令された翌日、4月8日から1日1枚、日替わりでオリジナルの法華三部経の写経用紙を作成し、自宅で写経ができるように公開した。
法華経二十八品に加え、開結二経、妙長寺勧請の妙見菩薩の塗り絵つきの写経用紙はA4サイズで全三十三枚。郵送で納経を受け付けるとともに、御首題帳・御朱印帳も無料で揮毫している。
コロナの影響で外出ができず、精神的に緊張を強いられる中、自宅でひとときの癒しの時間を持つことができると好評で、国内外から反響があり、5月以降、現在も継続している。
イベントを企画した吉村彰史副住職は「お寺の行事も中止や規模縮小が続く中、仏教者として社会貢献のために何ができるか考えた。コロナ禍の中であらためて毎日法華経を読むと、自然にメッセージが浮かんできて、詩の形にして写経用紙に書き添えた。頂いたお手紙には、ステイホームでも癒しの時間を持つことができたという感謝や、毎回デザインの変わる御首題・御朱印が日々の励みになるとの言葉があり、スタートした甲斐があったと思う。コロナ禍が落ち着くまでは、原則無料で納経・御首題・御朱印の郵送対応を続けたい」と述べた。妙長寺では、日替わり写経用紙以外の写経の納経も随時、受け付けている。妙長寺ホームページアドレス http://myochoji.com/