全国の通信記事
2020年2月22日号
山梨2 介護施設で祈願祭
【山梨2】2月22日、富士川町長澤の介護施設「㈱ヒューマンサービス山梨」において祈願祭が行われた。これは毎年、妙性寺住職 永森湛修上人が導師をつとめるもので、同施設開業20周年を迎える今年は、本照寺 渡邉一光上人、妙学寺 橋本久法上人を迎え、水行も加えた祈願祭となった。
当日は風も強く小雨の降る天候であったが、水行が始まると水を頂く僧侶の姿に、利用者、スタッフ計約60人の中から歓声があがった。
法要では施設の安全運営、介護車の交通安全、利用者の身体健全を祈念し、懇親会をもって祈願祭は終了となった。
京都1 笈田泰淳師第五行成満帰山報告式
【京都1】2月22日向日市北真教寺にて、笈田泰淳上人の第五行成満帰山報告式が営まれ、僧侶・檀信徒約百名が参列した。当日は寒さ厳しく、時より冷たい雨が降る中、行僧6名と共に、本堂前にて水行式を行った。
多くの檀信徒で埋め尽くされた本堂での帰山報告式では、笈田師は力強い読経と修法の後、宗務所長、修法師会会長より祝辞が述べられ、副伝師植田観亘師(京都市上京区實成院住職)より伝師相承認証書授与が行われ、盛大な拍手で讃えられた。
奉告文では、初行より苦楽を共にして来た檀信徒と一緒に今までお寺を支えてきた熱い思いと五行成満できた感謝を述べられ、時には目に涙を浮かべる場面もあった。そして最後は力強く「これからも檀信徒と共に精進する」と語った
兵庫西 谷口慈晃師成満奉告式
【兵庫西】2月23日たつの市常照寺において谷口慈晃師の第三行成満奉告式が執り行われた。天候にも恵まれ、谷口慈晃師をはじめとする出行僧7名帰山旗をもつ檀信徒と共に唱題行脚を行い、僧侶檀信徒約130名が見守る中、山門を抜けた。本堂で一読した後、谷口慈修住職導師のもと大黒尊天御像奉安式を行い山門の白壁に大黒天を奉安した。
水行の後、本堂に於いて成満奉告式が行われ式中の奉告文では慈晃師が涙ながらに言葉を詰まらせる場面があった。
帰ってきた慈晃師の姿を見た常照寺総代の松本孝氏は「日蓮聖人御降誕800年を記念して山門を新しく建てた。そして慈晃上人が大荒行参行を成満された。二重の喜びである」と語った。
慈晃師は参列した皆に感謝を述べ「辛い修行ではあったが、修行中皆の顔を思い浮かべながら水行を行った。この常照寺を更に開かれた寺にし、参拝した方がみな笑顔になるような寺院になるよう努めていきたい」と語った。