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2017年6月24日号
千葉北・大本山中山法華経寺で檀信協開催
【千葉北】檀信徒協議会(湯浅壽郎会長)が六月二十四日、大本山中山法華経寺(新井日湛貫首)で開催された。曇り空で蒸し暑く梅雨らしい気候となったが、早くより熱心な檀信徒が集まり約百五十名の参加者を数えた。午後二時祖師堂での法味言上では参加者一同お題目を一心に唱和した。また新井貫首からは、参加者の健康を気遣う言葉とともにお盆に向けご先祖を偲び信仰に励んでほしいという法話があった。総会では事業報告や会計報告などの議案が報告され活発に議論されるとともに承認された。会議後講釈師一龍齋貞鏡師による「日蓮聖人御一代記」と題した講談が行われた。普段なかなか耳にすることのない講談のリズムや迫力に参加者は聞き入ると共に波乱に満ちた聖人の生涯へ思いをはせた。閉会式後今後とも信教の重要性を再認識し散開したが、参加者に話を聞くと「法華経寺の大きなお堂には入れいい記念になった。次回は友人を誘って参加したい。」「講談の語り口に引き込まれあっという間の一時間だった。」など各人参加の喜びを口にしていた。
千葉西・本山藻原寺で檀信徒協議会総会開催
【千葉西】宗務所(土井了真所長)では6月24日、茂原市・本山藻原寺(持田日勇貫首)に於いて、檀信徒協議会(今井靖夫会長、市原市・長妙寺檀徒)総会を開催し、管内寺院檀信徒代表者122名が出席した。
初めに大堂にて、持田貫首を導師に会員物故者の慰霊と平和を祈願する法要が営まれた後に、大西秀樹常任布教師(京都市松林寺住職)を講師に迎え「総代役員としての寺院護持の心構え」を宗務所発行の『檀信徒信行の手引き』から檀信徒のこころえとお寺の先達としての総代の役割を講義した。
次いで、佛殿に移動し午後3時より泉良弘檀信徒青年会副会長(茂原市・藻原寺檀徒)司会のもと、今井会長が議長を務め、平成28年度事業報告、決算報告、平成29年度事業計画案、予算案が承認された。
また、本年度は役員改選が行われ会長、副会長の留任が決まり、その他では岩倉康進日蓮宗新聞社営業部主任が未購読寺院による新聞購読と購読寺院の新聞購読拡張のお願いをした。
最後に増田寶雲青年会会長(茂原市・妙樂寺住職)が身延山で行われる第36回少年少女夏季修養道場の助成へのお礼と子供の参加を呼び掛け閉会した。
山梨2 親の背中出前講座
【山梨2】6月24日増穂中学校に於いて特別授業が開かれ、妙性寺住職永森湛修上人が授業を行った。「親の背中出前講座」と銘打たれたこの授業は、生徒の保護者が講師となり、生徒に授業を行う形で今年で行われ、13回目となる。
永森上人は「因縁と言霊」というテーマで、生徒約20名、保護者数名に対して「ありがとう」や、「供養」等、身近な言葉の意味や成り立ちを話し、言葉を伝えることの大切さを語った。授業後半では、生徒たちに実際に仏具に触れてもらい、お寺に親しみを持ってもらう機会とした。授業を受けた生徒達は、普段聞く事のできない話に興味深く耳を傾けていた。