2017年3月29日
大阪和泉 佛心殿落慶奉告と佛像開眼入魂大法要
【大阪和泉】本山妙國寺(岡部日聡貫首)は、宗祖御降誕800年・開山日珖上人御降誕490年記念事業として、「佛心殿落慶奉告並奉安御本尊佛像開眼入魂大法要」を3月29日に営み、大本山中山法華経寺新井日湛貫首を開眼大導師に迎え、法縁寺院が出仕し、本山本法寺瀬川日照貫首、和泉宗務所(佐野一秀所長)管内寺院等関係寺院、竹山修身堺市長、仏像製作にあたった京都伝統工芸大学校の新谷秀一理事長・須藤光昭教授・学生等、約150人が参列した。
奉安された仏像は未来永劫にわたる釈尊の救済の世界を形像したとされる一尊四士(釈迦仏と四菩薩)の五体(釈迦仏総高2.7メートル、四菩薩総高各2メートル)で、東日本大震災で「奇跡の一本松」のみを残して壊滅した岩手県陸前高田市「高田松原」の被災松計72本を使用し、京都伝統工芸大学校仏像彫刻専攻、須藤光昭教授指導のもと同校学生が取り組んだもの。昨年10月の全国育樹祭(京都府南丹市会場)では制作中の仏像をご覧くださった皇太子殿下より学生たちにお声がかけられた。
開眼法要後、仏像は直ちに翌日3月30日に東北教区主催で行われる「東日本大震災七回忌法要」出開帳に向け出発、「震災から6年が経った今、ひとりでも多くの被災地の方々に心の安らぎを得て頂くために立正安国の祈りを東北に届けたい。」という岡部貫首の思いを東北に届けた。