全国の通信記事
2016年11月28日号
兵庫西 第7回和讃の集い
【兵庫西】「第7回和讃の集い」が、11月28日京都市大本山妙顯寺(三田村日正貫首)・本山本法寺(瀬川日照貫首)で開催され、僧侶2名・寺庭婦人12名・檀信徒56名・計70名が参加した。「和讃の集い」は、兵庫県西部管内を中心に和讃会の交流と和讃振興を目的として行っている。今回、初めて京都での開催となった。午前中は妙顯寺で、ご開帳法要中に『日像上人奉讃和讃』を奉納。参加者一同で、日蓮聖人の遺命を守り、帝都弘通に命を捧げた日像上人を偲んだ。午後からは本法寺で、『鍋冠日親上人奉讃和讃』を奉納し、日親上人の法勲を讃えた。参加者は、「普段、菩提寺の和讃会だけの和讃とは違い、大勢の方と行うそれは、声や太鼓の音に迫力があり、お堂中に響き渡り感動した」「日像上人、日親上人に縁のある本山で和讃が出来たことがありがたかった。和讃を通じて、お題目の輪がさら
に弘まっていって欲しい」と語った。
静岡中で身延山大学公開講座
【静岡中】宗務所(中條暁秀所長)は11月28日、身延山大学の木村中一准教授を招いて「日蓮学入門-日蓮聖人のご生涯-」と題した身延山大学公開講座を富士市交流プラザで開催し、僧侶檀信徒約百人が参加した。
木村准教授は日蓮聖人の生涯をご遺文から詳細に読み解き、聖人の優しく柔和な性格を浮き彫りにした。また質疑応答では「熱原の法難」についての説明を請うものがあった。
秋田・傾聴講義・歳末助け合い唱題行脚
【秋田】日蓮宗秋田県青年会(小倉知法会長)主催の歳末助け合い唱題行脚が11月28日、能代市本澄寺(柴田寛彦住職)を会場に行われ、管内の青年僧11名が参加した。
本年は行脚に先立ち、柴田住職より傾聴に対する講義があった。講義では、傾聴の基礎に始まり、座り方、信頼関係構築の重要性を説かれ、傾聴するに当たっては特に先入観をもって話しをしないことの大切さを伝えた。
東日本大震災以降、年に数回傾聴ボランティアとしてお茶っこ会が福島県相馬市で開催されているが、今回の講義を通じて今後の傾聴ボランティアへ臨む姿勢、また被災者の心にどのように寄り添っていくのかを見つめ直す良い機会となった。
講義に引き続いての行脚では、寒風吹きすさぶ中、市内を巡回し力強い御題目を轟かせた。悪天候にもかかわらず、家の外に出て行脚隊に一心に合掌する姿も見られた。