2016年10月23日
石川2 本山妙成寺で第3回文化講座
【石川2】羽咋市本山妙成寺(駒野日高貫首)で第3回文化講座「龍三題?幸せを招く龍?」が10月23日に行われた。来場者約150人が芸術家3人の龍にちなんだ作品の公開制作や発表に見入り、龍と妙成寺の関連性に理解を深めた。国内外で活躍する書家吉川壽一さん(福井市出身)が長さ2・1メートルの大筆で、縦3・6メートル、横2・7メートルの越前和紙に観客の前で「龍」の文字を力強く書き、来場者から拍手が送られた。パリ出身の画家マークエステルさんの白龍と水龍を描いた絵画と、陶芸家の四代徳田八十吉さん(石川県小松市出身)が手掛けた「緋龍」と名付けられた龍の焼き物がお披露目され、3人が作品への思いや龍にまつわるエピソードを紹介した。妙成寺は羽咋市瀧谷町という地にあり、地名に瀧が入った龍とゆかりのある寺である。従って「龍」を寺の象徴にしており、講座は古刹妙成寺の魅力を広くアピールするため企画された。冒頭、駒野日高貫首が「龍に関する催しを通して龍神様のお力を皆さんも頂き、それぞれに幸せの道を進んで行って貰いたい。そしてここ妙成寺がその道の発端になっていきたい」と挨拶した。