2016年6月30日
千葉西 修法師会が法運隆昌読誦会
【千葉西】修法師会(吉野了廣会長・長生村本養寺住職)は、平成28年6月30日(木)に市原市・光福寺(山本隆真住職)を会場に法運隆昌読誦会を行った。この読誦会は管内有縁寺院を会場に行われ、修法師に限らず全教師に案内している。今回は光福寺本堂新築事業の一環として、山本住職を導師、吉野会長を修法導師に仏像修復撥遣式(はっけんしき)として行った。光福寺の現本堂は明治13年に他の場所にあったお堂を移転して建てられている為、老朽化が激しかった。平成20年に本堂新築に向けた寄付の積み立てがはじまり、檀信徒の協力を得て来年10年目の新築に向けて、本年より事業が動き出した。撥遣式には読誦会参加の教師、檀信徒合わせて50名が本堂で読経し、式中には大衆法楽を行った。梅雨の蒸し暑いさなか、大勢の修法師の熱気あふれる読経に参加檀信徒は感銘をうけ涙を流しながらお加持を受けていた。
また、閉式後には布教師会派遣の宮川了暢上人(市原市・光徳寺住職)の法話があり、「本堂は単なる建物ではなく、お釈迦様がお説法されている霊域である」と新本堂建立とその浄財奉納の功徳がいかに大なるかを説いた。これは、布教師会(高鍋隆盛会長・市原市妙蔵寺修徒)で教師の法話研修として各寺院檀信徒への法話講師派遣を行っている事業を併せて利用したものである。ユーモアを交えた法話に一同熱心に聞き入っていた。
山本住職は、「この本堂で大勢の修法師に読経して頂いたのは初めてだと思います。大変あり難い。本日の撥遣式を契機に、より良い本堂建設ができるように檀信徒とともにさらに精進したい。」と謝辞を述べ午後4時に解散となった。