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2014年8月25日

教師大会で終活ブームについて学ぶ

静中140829b【静岡中】 8月25日、静岡県中部宗務所(貫名英舜所長)主催「教師大会・夏期講習会」が富士市交流プラザを会場に行われ、管内教師約70名が参加した。
午前十時より「終活読本 ソナエ」編集長赤堀正卓氏が「終活ブームについて」というテーマで講演を行った。
現在、葬儀の形態が大きく変容しているが、その根底に日本人の死生観の変化があるとされる。その一つの社会現象に「終活ブーム」と言われるものがあるが、これがどのような理由で起こって来たのか、現状はどうであるか、そして、今後にどのような展開が起こって行くと予測それるのかという論点で語っていただいた。
基本的にこのブームの社会的背景に人口の少子化があり、生前に自分の死を決定しておかなければならないという事情があるが、このことに端を発して、「自分らしく最期を迎えたい」という意思が広く社会に働いているという。
このブームに乗じて、現在以上に大資本の企業が葬祭サービスに参入して来ることは確実であると予測されるという。そして、その影響を受けて今後ますますこれまで寺院が果たして来た葬儀における役割は減って行くという。この前提に立って、宗教界は対策として檀家との絆をより太くしたり、僧侶が自分の持ち味を出し、それぞれ個性と魅力のある寺を作っていかなければならないと結んだ。
次に、午後一時より、立正大学教授、日蓮教学研究所所長北川前肇先生により、「永遠のいのちの教え」と題する講演を行った。このタイトルは、平成24年度のNHKのEテレ「こころの時代」で前後十二回にわたり、「法華経」について語る番組に出演された時のものである。このテレビ出演において、テレビの制作者とどのようなやりとりがなされたのか、また、その中でどのようなことを発見されたのかを語っていただいた。それは、結局、現代人が「法華経」をどのように読解受容しようとしているのかを示すことになると考えたためである。この講演の中で、先生自身の「法華経」との出会い、受け止め方など、一生をかけた法華経研究について幅広い視点からお聞きすることができた。

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