全国の通信記事
2019年11月11日号
京都1 第3回女性のための秋季講座
【京都1】11月14日(木)京都市左京区本山頂妙寺(田中日淳貫首)にて、日蓮宗尼衆宗学林主催の第3回女性のための秋季講座が開催された。
この講座は尼衆宗学林が一般の方々を対象に学林の授業の一端を体験できる講座を開催し、尼僧さんになるための学習の一部を楽しく学んで頂こうという趣旨で催されています。遠近各地より27名の受講生が開講式に続き、学林の紹介から講義を三講と実習二講が林長ならびに尼衆宗学林教員より行われ、実習の一講では書院にて茶席が催され、茶道の先生方と共に茶道を楽しむ講座が行われた。もう一講の実習では林長の上田尚教師より「知っておきたい仏事作法 ~お曼荼羅の諸尊~」と題された実習で、受講者に丁寧に仏事作法を講習しておられた。参加して頂いた受講者には是非ともこの体験を元に尼僧を目指す方があらわれ、尼衆宗学林に入学して頂きたい。
京都1 「日本文化芸術の礎」設立記念式典
【京都1】11月11日(月)京都市内のホテルで一般社団法人「日本文化芸術の礎」設立記念式典が日蓮宗宗務総長、京都八本山貫首、宗会議員、来賓の方々及び関係者を含めて約150名が集まり盛大に開催された。
「日本文化芸術の礎」は日本の伝統美術の振興および伝承に寄与することを目的として設立された法人で、活動の先駆けとして京都日蓮宗八本山が所有する美術品や建築物等の貴重な文化財を中心に、それらが造られた時代的背景や日本固有の文化、独自の精神性等に改めて焦点を当て、寺院と協力し情報を積極的に発信して行く団体です。
記念式典では、八本山顕彰会会長風間隨修師(妙栄寺住職)より、日本文化芸術の礎の説明があり、次に記念シンポジウムとして八本山顕彰会副会長栗原啓允師(大法寺住職)をコーディネーターに日蓮宗宗務総長中川法政猊下、立正大学名誉教授伊藤瑞叡先生、静嘉堂文庫美術館館長河野元昭先生の三名がパネリストとなり、安土桃山・元和偃武期の文化芸術についてディスカッションされた。
その後の祝賀会では、能の祝宴があり、中川法政猊下乾杯の発声の後祝宴が開始され舞妓さんの祝舞もあり、日本文化芸術の礎をスタートする華々しい式典であった。
2019年11月2日号
京都1 下京区松陽院で入寺式
【京都1】京都市下京区松陽院で11月2日(土)第48世明渡恵昌師から第49世梅本政秀師への法灯継承式が営まれ、秋晴れの晴天の下、僧侶・檀信徒約50名が参列して行われた。
式では前住職明渡恵昌師より払子が継承され、京都府第一部宗務所所長橋本一妙師より梅本政秀上人への住職承認の辞令伝達、払子を継承された新住職は力強く奉告文を読み上げ、三宝給仕、檀信徒教化並びに広宣流布、正法興隆し立正安国浄仏国土を顕現することに精進することを誓った。また入寺に際し、京都市上京区本山本満寺貫首伊丹日章猊下より祝辞が述べられ新住職を激励した。
最後に新住職は謝辞で、「私が修行中、師匠よりお坊さんはお経やと常々言っておられた事を聞き私もきちんとお経の読める僧侶になれる様精進しております。お経を読みお題目を唱えて仏様に近づく事、この信念を貫いて生きていきたいと思います。仏様、日蓮大聖人の教えを実践し人々に届けていきたい、そして松陽院を仏教実践の場、一方で人々が気軽に来て頂ける場にしていきたい。」と力強く決意を述べられた。