全国の通信記事
2023年4月28日号
佐賀 寺院総代統一信行会
【佐賀】宗務所は、小城市ゆめぷらっと小城で立教開宗のご聖日である4月28日、寺院総代統一信行会を開催し、僧侶檀信徒約150人が参加した。
はじめに松島正英所長を導師に法味言上を行い、参加者と共に唱題行を行った。
講演は、京都府教法院住職三木天道師が「法華精神文明の到来」と題し、「現在の文明は西洋の物質文明で物による豊かな時代だが、世の中は天変地異、疫病、戦乱の渦巻く鎌倉時代と同じ様相。しかし次の文明の中心は東洋の精神文明で、しかも日本が中心である。その文明は心の豊かな時代となる。その文明を支えるのは法華経の世界で、法華の精神が元となればあれば幾多の困難も乗り越え、争いも無い世界となる事ができます。皆様には数十年後に到来するであろう法華文明の為に、子孫にお題目を繋げて頂きたい」と話した。
その後、檀信徒協議会総会が行われ議事が承認され、新しい体制でスタートを切った。
2023年2月9日号
佐賀・小城市光勝寺で法話の集い
【佐賀】布教師会は、小城市本山松尾山護國光勝寺で2月9日、僧侶寺庭婦人檀信徒約50人が参加し、法話の集いを行った。
宮崎県延岡市龍雲寺住職吉田憲由師が「聞法の行」として、まずは心を柔らかくして聞いてほしいとし、ご縁について自坊と地域の復興の体験談を交え、「良い縁・悪い縁も仏さまのお計らい。どんな時もお題目を唱え続けていれば、仏さまが導いて下さる。時が過ぎれば気付かせてくれる。時は薬である。自坊の復興に携わった方々とのご縁の中で、お寺はお祖師さま・檀信徒・地域のものである、その一心で勤めてきた」と話した。
講師が参加者ひとりひとりと語り合うような一体となった全員参加型の法話が印象的で、
終始和やかな雰囲気の中、皆メモを取りながら熱心に耳を傾けていた。
最後に吉田師より、令和大改修に着手する護国光勝寺松島日應貫首に、浄財が手渡された。松島貫首は、御礼と共に「情熱を持った語り口で大変励みとなるお話しでした。寺院の活性化、信仰の一助となれば。また松尾山は地域のもの、九州のものであるという誇りを持ち、更に精進して参る所存です。」と述べた。
2022年6月4日号
佐賀 佐賀市國相寺で法燈継承式
【佐賀】6月4日 佐賀県佐賀市の國相寺で第28世松島正英師から第29世松島正静師への法燈継承式が営まれ初夏の晴天の下、僧侶檀信徒含め約150名が参列した。國相寺は明治42年に火災により本堂が全焼した歴史があるが、その後先代住職の尽力によりコンクリート造りの本堂として昭和30年に再建された。その本堂で法要が勤められ、前住職より払子継承がなされ、新住職は仏祖三宝の御前にて力強く奉告文を読み上げた。晴れやかに法燈が継承されたことに管内寺院、ならびに檀信徒一同大きな感動に包まれた。前住職松島正英師は約30年にわたり住職を務め、日蓮聖人御像や山門新築、墓地や境内の整備と國相寺の発展に務められた。新住職松島正静師は「お寺に生まれたご恩を返すべく、歴史を守り当山の護持発展に邁進致します。更には現代において法華経・お題目のご縁を結ぶために創意工夫し精進して参ります」と謝辞を述べた。