全国の通信記事
2024年2月23日号
岡山 岡山市中正院で法灯継承式
【岡山】2月23日(金)岡山市北区庭瀬の中正院で午前11時より第24世 濱田恵王師から第25世 濱田恵康師への法灯継承式が営まれ、僧侶檀信徒約60名が参列した。連日の雨で檀信徒も天候を心配されていたが天のご加護もあり当日は一転、雨雲は消え予定通り檀信徒との行列から順調に行われた。本堂前に到着後は檀信徒による万灯の奉納も行われた。
また、新住職恵康師の入山奉告文では師父の49年間の檀信徒との歩みや本堂屋根の修繕の偉業を述べられ、自身は檀信徒をはじめ多くの諸先輩方からの御恩を深く思い起こして報恩に邁進すること誓われた。
恵王師は中正院を退山後も先師の遺訓に倣い了性寺の住職となり檀信徒教化に努められる。最後に新住職 恵康師は、気軽に立ち寄れ、相談できる寺院運営を目指すことを誓われた。
宗務所長からは、「住職になると自分があたかも偉くなったかのように勘違いに陥る事があるが檀信徒あっての住職であるということを肝に銘じ周りに感謝すること、間違ったことは素直に謝ることを忘れないでほしい」と住職の指針を示された。
2023年11月7日号
岡山・瀬戸大橋慰霊法要
【岡山】令和5年11月7日(火)、香川県坂出市番の州緑町、瀬戸大橋建設工事物故者慰霊碑前に於いて、「瀬戸大橋慰霊法要」が執り行われた。岡山立正青年会は瀬戸大橋の建設工事で亡くなられた18名の工事関係者に対し追善法要を行い、また瀬戸大橋の車両、鉄道等の交通安全、作業安全を祈念した。
本州四国連絡高速道路株式会社(JB本四高速)の関係者約20名が立正青年会各僧と共に慰霊法要に参列、手を合わせ1人1人が思いを込めて焼香し、物故者へ追善供養の誠を捧げていた。
この慰霊法要は、瀬戸中央自動車道関連工事、瀬戸大橋建設工事に従事されながらも亡くなられた全ての方の慰霊を目的として岡山立正青年会がJB本四高速と共に毎年実施している。
2023年10月12日号
岡山 第34回 岡山管区檀信徒研修道場
【岡山】十月十二日(木)岡山県笠岡市妙乗寺(村上寛教住職)に於いて「第三十四回檀信徒研修道場」が開催され、県内檀信徒36名が研鑽を積んだ。
平野信行宗務所長(吉備中央町妙本寺住職)を導師に開講式が行われ「短い時間では御座いますが、どうか皆様の信仰の糧になりますようご精進下さい。」と挨拶された。続いて、村上寛教住職より妙乗寺についての縁起をご説明頂いた後「本日は五種法師の修行を積み、善き功徳をご自宅にお持ち帰り下さい。」と挨拶された。
続いて、江口泰顕師(岡山市一乗寺住職)指導の元、お経練習が行われた。その中で江口師は「日頃から姿勢を正すことにより、自然と善い声が出て、善い修行につながります。」と話し、その後一同姿勢を正し、自我偈をお唱えされた。休憩をはさみ、続いて藤田玄祐布教師会長(岡山市妙勝寺住職)により、「忘己利他(己を忘れ、他を利するは、慈悲の極みなり)」の話を中心とした法話が行われ、「他人の為に尽くすことで、自身も救われる」その分かりやすいお話に、皆真剣に聞き入っていた。
引き続き、本堂から客殿へ場所を移し、岡山立正青年会(平野泰真会長)制作の写経用紙を使用して写経が行われ、千北隆憲師(玉野市大聖寺修徒)より心構え・作法等のお話があり、一同、一字一字丁寧に心を込めて書写した。
最後の閉講式では、再び平野宗務所長導師のもと法要が営まれ、回向では今回参加された檀信徒全員の御芳名が読み上げられた後、参加者全員に修了証が授与され、今回の研修も無事に終了した。