全国の通信記事
2023年2月26日号
千葉東 教師寺族寺庭婦人研修会
【千葉東】2月26日、香取市実相寺(冨永観瑞代務住職)に於いて千葉県東部宗務所(冨永観瑞宗務所長)主催の「教師寺族寺庭婦人研修会」が行われ、修法師会(三谷恵乗会長)と青年会(長谷川雄宣会長)を中心に、管内より計22名の僧侶と3名の寺庭婦人、さらに2名の寺族が参加した。 研修会は読誦研修として、方便品・欲令衆・提婆達多品・自我偈・神力偈・宝塔偈を全て訓読で大音声で読経し、修法師が御宝前法楽をし法味を言上した。普段読み慣れない方便品や提婆達多品頭からの訓読でも、皆懸命にお経本を追いながら読経した。
冨永代務住職は挨拶の中で、「読経という僧侶としての原点に立ち返り修行することが出来た。かつては常葉檀林として栄えた実相寺を活用していただき、仏祖三宝諸天善神、ことには歴代の先師上人が大変喜んでいただいたと思います。また、当山本堂および庫裡は令和元年の台風15号にて甚大の被害が被り、宗門や全国寺院寄りの過分なる義援金を頂き、復興することが出来得ました。復興した寺院を活用することこそ皆様への御報恩と思い、毎年読誦会を開催させていただいております」と話されていた。終了後は冨永住職代務者よりお土産として地元の特産品さつまいもが配られた。
2023年2月20日号
茨城 北関東教区布教講習会
【茨城】北関東教区主催による布教講習会が2月20日、水戸京成ホテルで開催され、僧侶・寺族約80人が参加した。「新たなる心構え~宗祖750遠忌を見据えて~」をテーマに、日蓮宗伝道推進委員会委員長の奥田正叡師(京都市常照寺住職)より講演が行われ、参加者は熱心に聞き入った。
奥田師は宗門運動の歴史を振り返り、寺離れが進む中で僧侶には誠実さが求められると語った。さらに布教方針「いのちに合掌」を解説し、750遠忌に向けて臨機応変にお題目を布教することを呼びかけた。
会場では災害義援金の募金も行われた。集まった10万円は、トルコ・シリア地震等の被災地復興を願いながら、日蓮宗あんのん基金へ寄託された。
2023年2月14日号
宮城 鈴木孔大師の帰山奉告式
【宮城】令和5年2月14日、仙台市妙運寺(鈴木瑞運住職)にて初行鈴木孔大師の帰山奉告式が行われた。式に先立ち、歴代廟で一読、唱題行列の後、檀信徒が見守る中、本堂前に於いて水行を行った。その後、宮城県より入行した5名の行僧と共に、仏祖三宝に帰山の奉告が厳修された。来賓として米虫是恭副伝師がお越しになり、ご祝辞を述べられ、その言葉に孔大師は感極まり涙が込み上がっていた。謝辞にて孔大師は、感謝の言葉を語られ「心が折れそうな時、ご縁ある方々の顔を思い浮かべて頑張る事が出来た。荒行堂で培った功徳を皆様にお返ししたい」と述べられた。檀信徒は、兄の大智上人に続き、弟の孔大上人も初行を無事成満した事に安堵し、力強い木剣の御祈祷に心打たれ感動に包まれていた。