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2020年2月24日号
千葉西 市原市・行光寺開創五百年記念慶讃法要
【千葉西】市原市・行光寺(出口幸祥住職)では、二月二十四日(月)に「宗祖降誕八百年 行光寺開創五百年記念慶讃法要」が執り行われ、檀信徒・僧侶合わせて百名が参列した。
ここ二年の間、行光寺では、本堂什物修復、二之門の新築、歴代廟整備、境内整備と続き、この慶讃法要に合わせて、山門が新築された。
午前十時より、去る二月十日、大荒行堂第五行成満、伝師相承の印可を授与された木村順誠師(木更津市・成就寺住職)を修法導師に修法師七名が出仕し、山門落慶法要が執り行われた。
落慶法要後、山門より本堂へ移動する際には、茂原市「和太鼓 昇鼓團」の演奏が披露され、響きわたる力強い太鼓の音に大きな歓声が上がった。
十一時より本堂にて、出口住職を導師、畠山義浄師(茂原市・實相寺住職)を修法導師に国祷会が執り行われた。式中、慶讃事業の施工を担った、市原市・宮崎住建(棟梁 宮崎英夫氏)はじめ、六社に出口住職より感謝状が贈られた。
「総代・護持会役員、檀信徒の皆様の心温まるご協力を頂き、本日を迎えることが出来ました。これからも一新した行光寺で、一生懸命丹精して参りたいと思います。頑張って参りますので今後とも何卒よろしくお願い致します。」と出口住職より謝辞が述べられ、法要を閉式した。閉式後、歴代廟を参拝し、歴代先師に無事慶讃法要が成された事が報告され、報恩閣にて祝宴が開かれた。
祝宴に先立ち、鴇田房暉(ときたふさあき)筆頭総代より「本日は皆さん誠にありがとうございました。特に宮崎住建さんは夜遅くまで作業をして頂きました。ありがとうございました。
本日、住職より感謝状が贈呈されましたが、私は住職に感謝状をお出ししたい。」と挨拶し、大きな拍手がおこった。大野政吉(おおのまさよし)護持会会長の乾杯の発声により祝宴がはじまり、三味線奏者の演奏が流れる中、皆行光寺の歩みを振り返りながら、笑顔で祝杯を挙げた。
三田市妙法寺が記念法要
【兵庫東】実質的な改宗となった三田市妙法寺が、2月24日、記念法要を営み、僧侶檀信徒約100人が参列した。
開山鈴木朝順法尼とそれを支えた多数の檀信徒によって苦心して築かれた境内地や伽藍は、鈴木蓮生住職の代で念願が叶い、この日の記念法要へと繋がった。蓮生住職は謝辞で、「妙法寺が日蓮宗となることを寺族・檀信徒ともに望んできた。寺門繁栄と為宗為法に励んでいきたい」と悦びを表した。
2020年2月23日号
大阪和泉 堺事件から一五〇年記念式典
【大阪和泉】令和二年二月二十三日堺事件ゆかりの堺市本山妙國寺(岡部日聰貫主)において、永藤英機堺市長、ジュール・イルマン在京都総領事、ジョフロワ・シャトネ日仏パートナーシップを招き『第三回 堺事件から一五〇年記念式典』が営まれた。この式典は、堺事件発生後一五〇年の平成三十年に始まり、以来毎年二月二十三日に開催されている。 堺事件とは、慶応四年二月十五日に起きた土佐藩とフランス軍艦水兵との衝突・殺傷とその事後処理に及ぶ事件であり、死亡したフランス兵は十一名、負傷した兵士を入れると二十二名であった。この事件で土佐藩士二十名の内十一名は、慶応四年二月二十三日妙國寺で切腹し、残り九名は流罪になった。切腹した十一名の御霊は土佐十一烈士として妙國寺で護られている。 式典は、法要・岡部貫主の法話・講演会・紙芝居・墓参と続き、参加者は幕府没落と明治新政府樹立の狭間で起きた出来事に思いをはせた。