2019年8月3日
青森 わんぱくてらこや2019
【青森】八月三日(土)~四日(日)、第十一回修養道場「わんぱくてらこや2019」が開催され、県内外・そして国外からの小中学生二十名が参加した。
昨年からお寺に宿泊する「おとまりコース」が始まった。夜の唱題行では、秋田堯瑛校長(八戸市妙現寺住職)導師のもと、子どもたちは御宝前の明かりをじっと見つめ、四十分間、汗を流しながら唱題した。
朝勤では「おぼうさん体験」として、校長先生と一緒に整列して、唱題しながら本堂へ入堂。初めてお経本を手にした子どもは、「足が痛いなぁ、とか、早く終わらないかなぁ、とお経と違うことを考えたら、お経本が広がって手から落としそうになった。ちゃんとお経を読まないといけないと思った。」と感想を述べていた。
御題目と「不軽品」の写経では、イタリアから参加した女児も、日頃手にすることのない筆であるものの、ひと筆ずつ真剣に書写していた。写経後は二十四字偈の意味が説明され、小学生男児は「とても大事なお経だと知った。そして、どうしてみんなが助け合うことが大切かということも分かった。これからは学校で、もっと友だちを助けるようにしたい。」と語っていた。
この他、実際の仏具を用いた仏具作法の練習や、うちわ太鼓の練習、オリエンテーリングにも一生懸命に挑んだ子どもたち。閉校式で「また来年、元気に参加してくれますか?」との校長先生からの呼びかけに「はい」と元気よく返事をしていた。