2017年3月4日
埼玉・檀信徒研修会
【埼玉】檀信徒協議会(伊藤光男会長)は、3月4日に川口市・妙仙寺檀信徒会館(外岡信昭住職)を会場に檀信徒研修会を開催し、僧侶・檀信徒88人が参加した。
檀信徒協議会が例年行っている研修会であるが、昨年と同じく研修会を違う視点からということで、
石黒淳明埼玉宗務所伝道担当事務長の法話に加えソプラノ歌手の西口彰子さん、落語に三遊亭楽生師匠を招いての研修会となった。
研修を前に、三枝泰英埼玉県宗務所長を導師に法味言上を行い、三枝所長・伊藤会長より参加者へ挨拶あり、伊藤会長は「今日は、これからソプラノの歌声と楽生師匠の若い落語家さんの落語を楽しんで下さい」と述べた。
その後、石黒伝道担当事務長の法話「ご降誕800年~宗祖の心を未来につなぐ~」を題として、来年
3月10日に川口市川口総合文化センター・リリアで開催を予定している「日蓮大聖人降誕800年慶讃北関東教区大会」の内容と宗門のスローガンである「いのちに合掌」をもとに法話をされ、その中で
「我々は、目に見えないお釈迦様の教えに包まれている。そのことをしっかり感じて、ありがたいと受け止めていくことが、法華経を信じお題目を唱える者の受け止め方ではではないか」と話した。
引き続き、ソプラノ歌手西口彰子さんのピアノ伴奏よるソプラノ独唱で「さくらさくら」から始まり、
西口さんは日蓮宗妙建寺の寺庭婦人で「私はお寺で生まれ育ちました。お寺をとても身近に育ったので、お寺でコンサートができることをとてもうれしく思います」と話した。
春の日本の歌、仏教讃歌、オペラ、ミュージカルを歌い、その澄みきった美声を会場内に響かせた。
休憩をはさんで三遊亭楽生師匠による落語が始まり、楽生師匠はご自身の千社札を準備され受け答えの際に配るなど「落語をもっと身近に親しんでもらいたい」と話された後、古典落語『甲府ぃ』を披露された。楽生師匠の張りのある声とテンポのよい話術に会場は笑いが絶えず、参加者は皆話に聞き入っていた。最後に会場を提供していただいた外岡住職より「また、このような研修会を開催したいと考えております。また皆様是非ご参加下さいませ」と話し研修会を終えた。