2015年11月20日
大阪市 八紘寺で入寺宣誓式・八紘殿落慶法要
【大阪市】十月二十五日(日)、秋晴れのもと、大阪市北区の輝煌山八紘寺御宝前において午後一時より菊地明澄住職の入寺宣誓式が、続いて午後二時より八紘寺の新本堂である八紘殿の落成慶讃大法要が執り行われた。
宣誓式では、小林順光日蓮宗宗務総長からの被包括関係設定承認の報告・住職承認の辞令が、松井英光大阪市宗務所長より伝達された。
八紘寺は、菊地上人の師父である一乗院日偉上人が、現在の奈良県御所市に教会所を建立したことに端を発する。以来、法華の道場として信仰を集め、戦後は国土の安穏・世界の恒久平和を祈り、様々な行事活動をされ、更に昭和二十四年に大阪の自宅に於いて財団法人「輝煌会」を設立し、混乱した人心の安定のため各地で活動、その後現在の地に移転。開創上人遷化の後、菊地上人が継承し、立教開宗七百五十年を記念し平成十四年に、日蓮宗「八紘会結社」を設立。檀信徒への教化と共に宗門法要等の行事にも参加し、日夜精進給仕を尽くしてきた。その間、法人格移転の問題、土地の問題、建物の老朽化の問題など様々な困難があったが、ひとつひとつ解決して漸く平成二十五年に宗教法人の認可を受けた。そして、檀信徒の熱意と各方面の支援により建替を発願。本年九月「輝煌山八紘寺」として寺号公称、新八紘殿の竣工落成となった。
菊地明澄住職は、奉告文のなかで、開創上人の思いに触れ、その遺志を受け継ぎ、宗祖の願いに叶う布教活動を続け、仏祖三宝への給仕、寺門興隆と広宣流布、檀信徒教化に邁進することを誓い、更に謝辞で、「多くの方に支えられてこの日を迎える事ができました。感謝の気持ちを忘れず万民安楽のため行学の二道に益々精進していきたい。」と今後の抱負を述べた。