全国の通信記事
2015年8月29日号
愛媛 大人の夜市IN寺町
【愛媛】今治市法華寺(讃岐英昌住職)と寺町にある10ヵ寺を会場に「大人の夜市IN寺町」が8月29日に行われ、賑わった。この催しは町おこしの一環として市民団体「今治にぎわいフォーラム」が企画・運営し、各寺院を開放して、お茶席・写経・音楽ライブなどのイベントを行った。
法華寺ではベリーダンスと2つのライブコンサートが行われ、6店の飲食店が出店をだし、多くの人が楽しんだ。山門ではスタンプラリーが行われ、参加者はお題目を唱えて、願い事をしながら押印していた。
京都1 第51回夏季大学
【京都1】 8月29日京都市中京区本能寺文化会館にて、京都日蓮聖人門下連合会主催第51回夏季大学が開かれた。サブタイトルとして「今、生きるよろこび 生かされるよろこび」と題し檀信徒130人が集まり、受講されました。
開講式に続き、日蓮宗大本山本圀寺貫首 伊藤日慈猊下による「但信口唱信条十則」(たんしんくしょうしんじょうじっそく)の法話、そして日蓮宗最然寺住職 清瀬一智師による「戦後70年~日本が体験した歴史を味わう~」の講座、最後にフリージャーナリスト西谷文和氏による「シリア内戦とイスラム国の正体」~シリアの現実から集団的自衛権を考える~講演が行われた。
2015年8月28日号
青森 五所川原市法永寺で15年ぶりに血脈修行
【青森】8月28日より30日の三日間、五所川原市法永寺(小山田顕裕住職)において法永寺では15年ぶりとなる血脈授戒会が行われた。血脈授戒会は日蓮宗の寺院では全国でも青森県西北五地区の中でも10ヵ寺程度で行われる珍しい行事で、以前は1週間ほどの日程でお寺に宿泊して行われていたが、現在は3日間が主流である。そして血脈授戒会を行う地域ではこの行事を「血脈(けちみゃく)」「行(ぎょう)」とも呼ぶ。
血脈授戒会は生前戒名の授与を行うための授戒の儀式を、説法を聴聞したり、法華懺法会に見られるような礼拝行(33礼拝)や独特の節回しでお題目を唱えながら境内を練り歩く行堂行など特徴的な作法を交えた法要・修行を通して懺悔滅罪し、宗祖の教えを受持する自覚を促す行事である。
そして最終日には血脈授戒授与式が行われ、「3日間ご苦労様でした。日蓮大聖人が身命をかけて実践された法華経の教え・お題目信仰をこれからも大事にし、実践をしてほしい」という言葉の後、小山田住職より出席者一人一人に生前戒名が封された血脈が手渡された。
血脈授戒会に参加した檀信徒からは「法要・説法・行道と休む暇も無く次々に修行が進んでいく。生きている内に戒名を頂くということは想像以上に大変な事だった」と話していた。