全国の通信記事
2023年9月19日号
大阪豊能 第89回「一日研修道場」
【大阪豊能】宗務所主催、檀信徒協議会が後援する第89回「一日研修道場」(昭和56年以来、年2回開催)が9月19日、能勢町圓珠寺(山下義識住職)で開催され、檀信徒29人が参加。開式の法味言上に続いて、書写行の後、植田観樹師(眞如寺住職)の講義『法華経の行者日蓮聖人』その4を聴聞。午後は藤井淳至師(京都本瑞寺住職)を講師に迎え「怠ることなく励む」と題する法話を聴聞した。コロナ禍中は感染予防の観点から昼食を取らない半日の形式であったが、今回から9時-16時の通常カリキュラムに戻しての開催となった。
2023年7月3日号
大阪豊能 立正身延会が本山瑞龍寺参拝
【大阪豊能】中央檀信徒研修道場修了者で組織される豊能立正身延会(久保文昌会長)による管外研修が、7月3日に行われ、僧侶檀信徒人合わせ38人が滋賀県近江八幡市にある村雲御所・瑞龍寺を参拝した。当寺院は八幡山の山頂にあり、ロープウェイで参詣。法見言上ののち、詫間日郁住職から、日蓮宗唯一の門跡寺院であることをはじめ、瑞龍寺の由緒沿革の紹介を受けた。安土・桃山時代に、瑞龍寺は豊臣秀吉の姉であり、豊臣氏の第二関白である秀次の母でもある、羽柴智の方により開基された。秀吉に自害させられた秀次らの菩提を弔う為、自ら出家し瑞龍院日秀尼と改め、慶長元年(1596)に陽成天皇から京都嵯峨の村雲の寺地・「瑞龍寺」の寺号・寺領千石・菊花御紋・紫衣を賜り、寺を創建。のちに、三代将軍徳川家光から京都二条城内の殿舎を寄進され、嵯峨から堀川今出川に移転。天明の大火で焼失し再建するも、昭和 36 年に豊臣秀次の居城跡、八幡山城址に京都より移築された。説明の後、境内の案内を受け、眼下に広がる絶景を楽しんだ。本来であれば年1度の催行であるが、コロナ感染症の影響により、3年ぶりとなる管外研修に、参加者は互いに親睦を深め、さらなる信仰を誓った。
2023年6月17日号
大阪豊能
【大阪豊能】宗務所主催、豊能連合立正婦人会能勢門中寺院巡りが6月17日に能勢町の安穏寺で開催され檀信徒42人が参拝した。この企画は、管内の山間部にある能勢門中寺院を順次参拝することで、お寺への親しみを感じて貰い会員相互の親睦を深める目的で立案され、今回で15回目を迎える。法味言上後、石原直行住職から由緒沿革を紹介。
安穏寺は平安時代末期、天台宗の名僧源信坊恵信僧都が遊行の折、この地に創建して1000年以上の歴史を積み重ねた霊場である。恵信僧都の作とされる東向十一面観世音菩薩像は「火除けの観音様」といわれ、大阪府指定文化財にも登録されている。
境内の諸堂見学の後、仏事作法講習が行われ、講師の大塚