全国の通信記事
2022年12月1日号
山梨 歳末助け合い唱題行脚
【山梨】毎年12月1日に山梨県日蓮宗青年会は南アルプス市において歳末助け合い唱題行脚を行っている。道中にはコロナ禍でも多くの方が沿道で手を合わせて、一行を待ちながら共にお題目を唱えていた。長久寺を出発して各寺院を巡りながら本堂前にてコロナによって尊い命を失った人々への供養をし「コロナ早期終息」を祈願した。集まりました浄財158,200円は公益財団法人山日YBS厚生文化事業団へ寄付された。
2022年11月7日号
山梨4 甲府市信立寺で法燈継承式
【山梨4】 令和4年11月7日、山梨県甲府市廣教山信立寺に於いて第48世角田義晄上人の法燈継承式がとり行われ、僧侶檀信徒合わせて50名が新住職の門出を祝いに参列した。式では御勇退を決意された師父である角田義晶上人より払子が手渡され、先師たちから現在まで連綿と続く信立寺の法燈が継承された。信立寺は阿仏坊より11代子孫である遠藤掃部介が武田信虎公に法華の信仰を薦めるも、聞き入れてもらえず自害し、信虎公はこれを顧みて100日間の法華信仰を行い、一寺を建立した事が縁起となっている。新住職の義晄上人は挨拶で「法燈を継承する大任を頂き身に余る責任と受け止めております。ここからが本番と気を引き締め、当山の発展を目指し精進して参ります。」と法燈継承の重責の思いと寺門興隆の誓いを語った。
2022年10月24日号
山梨4 護法団参の旅
【山梨4】山梨県第四部宗務所と同檀信徒協議会は、令和4年度団参として「日蓮聖人高野山御遊学の地と奈良仏教の諸寺を訪ねる護法団参の旅」を10月24日~26日に実施し、教師・寺庭・檀信徒42名が参加した。
和歌山市の紀州徳川家菩提寺本山報恩寺を参拝後、日蓮聖人御遊学の聖地である高野山に向かった。高野山中の五坊寂静院には題目碑がそびえ立ち、本堂内には日蓮聖人像も厳かに安置されており、堂内外に参加者の読経・唱題の声が響いた。
檀信徒協議会の三井兵部会長は「日蓮聖人が高野山で学ばれたことが、のちの大曼荼羅御本尊の始顕や檀越への教化に繋がったと思うと、宗派を問えた仏教の神秘性と魅力を再発見した」と思いを述べた。
その後、奈良の飛鳥寺や東大寺など、仏教伝来期の諸寺を参拝し、帰路についた。