全国の通信記事
2019年11月30日号
長崎 第17回信徒青年の集い
【長崎】令和元年11月30~12月1日「第17回信徒青年の集い 長崎地区大会」(光伝寺檀徒 金子宗弘会長)が信徒青年会38名、僧侶12名が参加して開催された。
第一会場では、総会の後研修会が行われ佐世保市大恵寺副住職 大木亮慶上人がご講師として登壇し「信仰について考える」というテーマで、何気ない普段の生活のいたる所に信仰のきっかけは存在し、夫婦・親子がお互いを思い合うように目の前の相手のことを思うことが信仰に繋がっていくのだと話された。参加した檀信徒たちは大きく頷きながらご講義に聞き入っていた。
夜は第二会場「長崎にっしょうかん」に場を移し、僧俗交えて盃を交わし、躍りあり、合唱ありで盛り上がり互いの親交を深めた。
翌日は飽の浦 昭徳寺(森光徳住職)、脇岬 岬忍寺(大町智経住職)、蚊焼 真乗院(加藤経啓住職)の三箇寺を参拝した。離島を含め県内各地より集まった参加者は、来年また再開することを誓って各々帰路についていた。
2019年11月19日号
長崎・声明師会総会並びに研修会
【長崎】声明師会(合川泰通会長)は、去る十一月十九日、令和元年度日蓮宗長崎県声明師会総会並びに研修会を川棚町 常在寺に於いて開催し、県内僧侶三十名が参加した。
総会では、会務報告・全国代表者会議の報告を発表。その後、今年度以降の様々な活動予定などが、協議・報告された。
研修会では、宮崎県声明師会会長 吉田憲静 上人による「高祖讃」の講習が執り行われた。
「高祖讃」とは、日蓮聖人を讃える声明の中の一つでありながらも、約四十年前の日蓮聖人七百遠忌以降、あまり知られていない。しかし、来たる令和三年 日蓮聖人御降誕八百年の長崎県大会において、この高度かつ複雑でありながらも、日蓮聖人を讃える声明として、一人でも多くの檀信徒の皆様に理解していただきたいという会長上人の熱い想いにより実現した今回の講習である。
研修会後には、常在寺住職 合川天心上人導師の元、長崎県 本年度物故者の上人の法要が執り行われた。
何かを学ぶことは、他人に伝えることである。そして、他人に伝えることは、自分自身が学ぶことでもある。今回の総会・研修会により、参加者一人一人が様々なことに関心をいだき、伝えることの大切さが高まった意義ある研修会になった。
2019年10月4日号
長崎 第四十七回長崎県護法大会
【長崎】十月四日、長崎市市民会館文化ホールで、長崎県内の檀信徒と僧侶約千名が集結し、第四十七回長崎県護法大会が開かれた。
二年に一度開催されいてる長崎県護法大会の今年の大会スローガンは「信仰元年~想いをあらたに」。
大会実行委員長の森慈弘氏は平成から令和へ移り変わる時代の中で、いかに我々が先祖から引き継いできた信仰を次世代に伝えていくかを考える大会にしたいとのことで、以上のように大会スローガンを定めたという。
大会は、はじめに渡部智文長崎県宗務所所長を導師に、長崎県声明師会、長崎県修法師会、長崎県青年会出仕のもと、檀信徒と共に法味を言上した。
法要後、身延山大学特任教授庵谷行亨上人が「信仰の相続」と題して講義をし、講義後は、俳優の嵐圭史氏の清興「一人語り~日蓮さまのお心に聴こう~」があった。
参加した檀信徒(七十六歳女性)は「庵谷先生のお話がとても為になった。世間では終活ということをよく聞くようになったが、自分自身の終活については考えたことが無かった。まだ元気なうちに自分の葬儀のことや、家や墓の相続のことなどを、家族やお寺さんと話をしておこうと思いました」と話しており、それぞれが自身の信仰のこれからについて考える機会となった。