全国の通信記事
2018年7月3日号
福岡 九州北部豪雨慰霊
【福岡】7月3日に朝倉郡東峰村において昨年に7月に発生した九州北部豪雨の慰霊行脚ならびに同村妙隆寺(中野前篤住職)において慰霊法要が行われた。行脚には福岡県日蓮宗青年会をはじめとした九州教区各県の青年会、全日青より藤井教祥会長、野口泰宏前災害対策担当委員長など約70名が参加し、特に被害の激しかった宝珠山地区を行脚した。
当日は降雨のため開催自体も危ぶまれたが行脚の行程が予定よりも短いものとなったが無事行脚は行われた。
中野上人は行脚前に「行脚の話を青年会さんより受けたとき東峰村の村長から若い青年僧の方が東峰村にお題目を響かせていただくことは大変ありがたいですと言葉をいただきました。災害の復興祈願と亡くなられた方の慰霊のための今日の行脚というのは大きな力になると思います。皆さん、どうか気をつけて行脚をされてください」と挨拶を述べた。
行脚では川縁が崩れ狭くなった道や、重機で工事を行っている地域の横などを歩き、未だ復興半ばである被災地に祈りを込め皆一心にお題目を唱えた。また行脚の最中には当日昼まで強かった雨足も弱まり、妙隆寺の檀信徒の方からはお題目の力を感じながらの行脚であったという感想も聞かれた。
2018年3月11日号
島根 いのりといのりの日~災害復興支援法要~
【島根】宗務所(笹部一眞所長)と教化センター(土井裕翔センター長)は3月11日、出雲市妙蓮寺(河瀬真承住職)でいのりといのりの日~災害復興支援法要~を行い、僧侶檀信徒120人が参加した。
昨年で東日本大震災の第7回忌が過ぎたが、東日本大震災以降も全国各地で災害が続いており、被災者の供養と被災地の復興を祈って参加者全員で合掌、焼香をした。
法要終了後には『成瀬グループ』によるライブも行われ、懐メロなどを皆で合唱し復興への思いを被災地へ届けた。
2017年10月10日号
奈良 東日本大震災慰霊研修
【奈良】宗務所(森本竜静所長)は十月十日から十二日まで十度目となる東日本大震災慰霊研修を開催し、管内の僧侶九人が岩手県と宮城県を訪れた。
一行はまず宮沢賢治記念館で法華経の熱心な信者であった宮沢賢治について学んだ。
その後、陸前高田市の妙恩寺(風間文静住職)に参拝し、犠牲者慰霊と早期復興を願う法要を行い、岩手県宗務所に義捐金を手渡し、慈母観世音菩薩像や被災後の様子や現状について説明を受けた。
その後も奇跡の一本松周辺や、釜石市、大槌町、大船渡市、気仙沼市等を訪れ各地で地元の人々から現状や防災について話を伺い、慰霊と復興を願い御題目を唱えた。
奈良県宗務所では今後も慰霊と復興祈願、防災の研修を続けていく。