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2024年4月8日
神奈川3・厚木市妙傳寺で釈迦堂耐震工事完成式典
【神奈川3】日蓮大聖人星下りの霊蹟で知られる厚木市上依知の妙傳寺(宇都宮教侃住職)では、四月八日灌仏会に合わせて釈迦堂の耐震改修工事完成式典が行われた。厚木市指定有形文化財である釈迦堂には、総本山身延山久遠寺と能登の本山妙成寺と同じく丈六の釈尊立像がお祀りされている。
釈迦堂の由来は約三百二十年前、当時の住職が江戸幕府に禁じられた「不受布施」の教義を唱え、廃寺となった。その後二回にわたり星下りの奇瑞が現れ、伝え聞いた水戸光圀公が幕府に復興を要望され、常陸の加倉井妙德寺より日遥上人を派遣し妙傳寺が再興された。その時に建立されたものである。
そしてこの度、来るべき大地震に備え、住職檀信徒一丸となり大事業を完遂した。
宇都宮住職は「檀信徒のご理解ご協力を得て耐震化が実現し、感謝しております。霊蹟を守ってきた人々の想いを大切に、これからも妙傳寺が栄えるよう努力致します」と感謝・決意を述べた。