2023年11月10日
宮鹿沖 沖縄県伊江島で五段施餓鬼大法要
【宮鹿沖】令和5年11月10日沖縄県伊江島JA農民道場跡地におきまして那覇市法華経寺伊東政浩住職御導師のもと宮崎、鹿児島、沖縄3県修法師6名が集まり五段施餓鬼大法要が開催された。
伊江島は、第2次世界大戦、沖縄戦の縮図され、一坪に砲弾が2発 打ち込まれたと語り継がれるほど、悲惨な歴史がある。伊江島に砲弾が打ち込まれた理由の1つに、 アメリカ兵も驚くほどの立派な飛行場が建設され、 その飛行場を破壊するためにたくさんの砲弾が打ち込まれたと言われている。沖縄県としては4人に1人がお亡くなりになったと言われる第二次世界大戦であったが、伊江島は2人に1人がお亡くなりになった。今回の大法要は町を挙げての開催、施主のAnanthya伊江玲美社長は「現在、沖縄県伊江村のこの地で、未使用の農食廃棄物の活用とバクテリアの発酵技術を利用し、新しいバイオマテリアルの生産に取り組んでいる。ここ伊江島農民道場では、土に変えるナノセルロースという繊維を生産。皮革や石油系品に代わる製品を生産していく授業を計画。この事業が伊江村で新たな雇用を生み、経済成長を促進し、沖縄県の持続可能な発展に貢献。この度、この事業に先立ち、先人の方々と土地へのご挨拶と感謝の思いを込めての大法要をしてくださり感動しました」と挨拶された。
伊江島副村長や町役場の方々、JA支店長をはじめ
町の多くの方々がご参拝され
町あげての大法要のお題目が響きわたり、
伊東住職は「この農民道場跡地で行われた祈りが諸霊の供養、さらには事業の発展、そして伊江島、沖縄全土、日本国、世界で現在起こる紛争へまで届きますよう、慰霊なくして平和なし。立正安国世界平和をお祈りいたします」と締め括った。