2023年11月9日
大阪三島 高槻市妙浄寺が能勢妙見山への団参
【大阪三島】高槻市妙浄寺(阪田兼光住職)は、10月30日に能勢妙見山への団体参拝を行った。妙見の森ケーブルカーが廃線となることから、その前の最後の参拝のためである。参加者は檀信徒10人、教師が2人、寺族が1人。
一行は妙見山に参拝し、御開帳を受けた後、縁起の説明を受けた。
今回の参拝について阪田住職は「近畿では、古くから能勢妙見信仰があり、各地に沢山の講があり、春秋の参拝等が行われていた。その頃には、参拝ルートのケーブルカーとリフトを利用する人も多かったが、ライフスタイルの変化に伴い、講の数も減り自家用車での参拝に移行したことで、ケーブルカーの利用者は大きく減ったと思われる。檀信徒の一人でも多くが、このルートを記憶にとどめて欲しいと願い、公共交通の乗り継ぐ参拝を企画させてもらった。参加者には、多くの先人が信仰を繋いできた霊場の空気を肌で感じ取ってもらい、今後の信仰の糧にしていただきたいと思う。」と述べ、参拝者の一人は「妙見山は、行った事が無かったので、大きなお寺でびっくりしました。私は、妙見山はただの山で、頂上にお寺が在る事すら知らなかったので、誘って頂いて参加出来良かったです」と述べた。