2023年10月18日
神奈川1 常照寺 御会式と開山150年記念コンサート
【神奈川1】10月18日(水) 、横浜市常照寺(伊東隆司住職)で、お会式と開山150年記念「命と平和」コンサートが開催され、檀信徒・近所の人・常照寺有縁の人など、300名を超える人が参加した。常照寺は今年、開山150年の節目を迎え、その記念として、お会式法要の後、本堂内の特設ステージにて、沖縄民謡をもとに多くの曲を生んだ、喜納昌吉(きな しょうきち)氏、沖縄アクターズスクール第一期生の吟呼(ぎんこ)氏、浦崎芳郎(うらさき よしろう)氏の3名によるコンサートが行われた。参加者は、三線やギターによる民謡独特なリズムやメロディー、歌詞に耳を傾けながら、大いに盛り上がった。
午後2時 隆司住職導師のもと、伊東泰仁副住職と伊東政浩師を副導師として、他6名の僧侶と共に、第742遠忌お会式法要が始まった。法要中に市会議員 遊佐大輔氏の挨拶があり、その後も終始厳粛に法要が営まれた。法要後、隆司住職から檀信徒に向けた挨拶があり、小休憩を挟み、泰仁副住職の挨拶、県議会議員 新堀史明氏の挨拶の後、コンサートが始まった。昌吉氏らと縁深い政浩師が司会進行を務め、まずは浦崎芳郎氏により、三線を弾きながら、「島唄」、「てぃんさぐぬ花」などの有名な曲の演奏がなされた。参加者は手拍子を打ったり歌ったりして、本堂が少しづつ沖縄ムードに包まれていった。その後、政浩師によるご紹介の後、喜納昌吉氏と吟呼氏が登壇。政浩師の司会、昌吉氏のお話、100歳を超えて元気な檀信徒2名の紹介、昌吉氏の恩師のお話などを挟みつつ、昌吉氏は三線やギターを弾き、吟呼氏は流れるような動きで踊りながら、二人で多くの曲を披露した。コンサートが進むにつれて、参加者の気持ちも上がり、代表曲である「ハイサイおじさん」や「花」の演奏の際には、参加者も一緒に踊ったり、歌ったりしながら、笑顔でステージに上がる場面もあった。昌吉氏の歌唱は「命と平和」というテーマの通り、とても元気で力強く、その歌詞には命の尊さや生きる喜び、人同士のつながり(縁)、平和への願いが込められたものであり、参加者の皆は昌吉氏の歌唱に元気づけられていた。
コンサートの中で、政浩師は、「第742遠忌のお会式に合わせて、開山150年記念コンサートが開催できたことは大変ありがたいです。喜納昌吉氏の歌と言葉は、法華経に通じるものがあり、昌吉氏のパワーを頂いて、世界が平和に、皆が元気になっていただければ」と語った。最後の曲が終り、本堂が大きな拍手に包まれた後、抽選会も行われ、参加者は皆、笑顔で元気に帰路につかれていた。