2023年7月3日
埼玉 寺檀協議会開催
【埼玉】7月3日川口市の妙蔵寺(加藤大貴住職)にて令和5年度寺檀協議会が行われた。予報では雨だったが晴天に恵まれ蝉の鳴き声がこだまする中での開催となった。県内各地より僧侶、檀信徒合わせて100人以上が参加した。午前10時15分より開会式が行われ、
初めに今年度より埼玉県宗務所長に就任した石黒淳明所長を導師に法味言上を行った。
法要終了後、石黒所長、平柳清檀信徒協議会会長、松永慈弘宗会議員の挨拶があり、引き続き本堂にて寺檀協議会総会が始まった。平柳会長(感應寺檀徒)が議長に選出され昨年度の活動と決算、今年度の予算について報告があり承認された。また、この度理事を退任された日坂文男氏(宝蔵寺檀徒)田名網隆和氏(妙仙寺檀徒)中島六郎氏(本法寺檀徒)に感謝状と記念品の贈呈が行われた。
昼食後は、福井県中部布教師会長坂井是真師(妙智寺住職)を講師に迎え「いのちに合掌〜よみがえるいのち〜」をテーマに講演いただいた。坂井師が一昨年急な病から生還した実体験を踏まえ、一度生かされた命を生まれ変わった命と捉え今後どう生きていくかを話され、法華経法話や命についての講演に聴衆は終始圧倒された。
その後は休憩を挟みソプラノ歌手根岸茉由さん、ピアニスト松田理世さんの演奏を鑑賞した。全9曲披露し終演の予定だったが、会場からアンコールが起こりイタリアのオペラが披露され会場は美声の渦に呑み込まれた。
演奏終了後、閉会式に先駆け石黒所長を導師に唱題行が行われ参加者全員が一心に唱えるお題目の声が妙蔵寺本堂に響き渡った。
最後に、会場寺院の加藤大貴住職が「鎌倉伝統仏教の中では日蓮宗は数としては一番少ないが、お題目のご縁のもとこれだけの人数が集まることができた。ぜひこの素晴らしい教えを広めていただきたい」と述べて寺檀協議会全日程を終えた。